長崎県対馬市では、27日午前6時50分までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、「記録的短時間大雨情報」が発表されました。対馬市では50年に一度の記録的な大雨になっている所があります。



●対馬市で50年に一度の記録的な大雨


長崎県では前線や湿った空気の影響で雨雲が発達しています。対馬市の対馬空港付近と豊玉付近ではレーダーの解析で、午前6時50分までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、 「記録的短時間大雨情報」が発表されました。対馬市では50年に一度の記録的な大雨になっている所があります。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒してください。土砂災害や浸水の危険のある場所にお住まいの方は、あらかじめ決めておいた避難場所まで移動することがかえって危険な場合もあります。そのような場合は、近隣のより安全な場所や2階以上の部屋など、少しでも安全な場所へ移動しましょう。

対馬市の対馬空港付近と豊玉付近では、午前6時30分にも1時間に約110ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されています。


●対馬には土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当)も


記録的短時間大雨情報は、数年に一度しか発生しないような短時間の大雨を観測・解析した時に、各地の気象台が発表します。(基準は地域ごとに異なります)その地域にとって「災害 の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量」であることをお知らせするため発表するものです。

また、上対馬、下対馬には土砂災害警戒情報が発表されています。これは、5段階の警戒レベルのうち、避難が必要とされるレベル4に相当します。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に警戒し、市町から発表される避難勧告などの情報に注意してください。


情報提供元: tenki.jp日直予報士