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この先は「5月としては厳しすぎる暑さ」が一週間近く「長く」続きます。5月1位の高温となる所や、連続真夏日の最長記録となる所もあるでしょう。熱中症対策を万全に。
●5月1位の高温 続々観測か
この先の暑さのポイントは、大きく分けてふたつあります。ひとつめのポイントは「5月としては厳しすぎる暑さ」となることです。きょう23日(木)の最高気温は、広い範囲で6月下旬から7月中旬並みとなり、30度以上の真夏日地点は全アメダス926地点のうち24地点でした。この真夏日地点数が、週末にかけて急増します。あす24日(金)は福岡市や大阪市、名古屋市、東京都心で今年初めて真夏日となりそうです。特に26日(日)は北海道も含めて全国の半数以上の地点で真夏日となる可能性があり、さらに福島市や山梨県甲府市、京都市など内陸部では35度以上の「猛暑日」となる所があるでしょう。暑さで有名なこれらの地点でも5月に猛暑日となるのは珍しく、福島市では統計を開始してから1度しかありませんし、甲府市や京都市では統計開始以来1度もありません。今週末は5月1位の高温があちらこちらで観測されることが考えられます。
●5月の連続真夏日 最長記録か
ふたつめのポイントは「暑さが長く続く」ことです。10日間予報を見ると、まるで真夏かと思うような数字が並んでいます。東京都心は24日(金)から28日(火)にかけて5日間連続で30度以上の真夏日予想です。都心ではこれまで、5月に真夏日が2日続いたことが、2度ありましたが、3日以上続いたことはありません。5月として記録的な高温となるだけでなく、暑さが長く続くという点においても、あちらこちらで記録的となりそうです。
●この暑さ、危険です
体はまだ暑さに慣れていない時期です。本来なら少しずつ暑さを経験することで、真夏に向けて徐々に体の準備が整っていくところですが、極端な暑さに体がついていけません。「厳しすぎる暑さ」が「長く続く」ことで体力も奪われ、熱中症のリスクがより高くなります。この先は高齢者や乳幼児はもちろん、健康に自信がある方も油断できません。また、きょう23日(木)は比較的湿度が低く、カラッとした暑さでしたが、この先は徐々にムシムシ感が増すでしょう。今週末は運動会を予定している学校も多く、屋外では真夏と同様の万全な熱中症対策が必須です。