あす16日(木)も西日本では暑さが続き、東海や関東などでも汗ばむくらいの所がありそうです。熱中症に注意して下さい。



●広く日差し 汗がでる暑さ


あす16日(木) 本州の南にある低気圧や前線は、陸地から離れた場所を進むでしょう。日本付近は、日本のはるか東に中心を持つ高気圧に覆われる見込みです。九州から東海、北陸にかけては青空が広がる見込みです。関東には湿った空気が流れ込みますが、日中は晴れる所が多いでしょう。にわか雨があっても北部の山沿いに限られそうです。東北と北海道は日が差しますが、午後は大気の状態が不安定になります。山沿いを中心に、晴れていても急な雨に注意が必要です。沖縄は前線の影響で雲が多く、昼頃から雨や雷雨があるでしょう。落雷や突風など注意して下さい。

最高気温は那覇で28度の予想です。昼間も湿度が高く、ムシムシする夏のような暑さでしょう。九州では6月から7月並みの所が多い見込みです。熊本ではきょう、真夏日一歩手前まで気温が上がり、あすは30度の予想です。九州北部では、きょうに続いて真夏日になる所があるでしょう。まだ、暑さに慣れていませんので、こまめに水分や休憩をとるなど、熱中症対策が必要です。中国と四国から東海にかけては25度以上の所が多いでしょう。名古屋もあすは夏日の予想です。関東や東北でも内陸では25度以上になる所があるでしょう。

あす5月16日は「旅の日」です。松尾芭蕉が奥の細道への一歩を踏み出した日にちなんでつけられました。東京はこの時期、旅をするには適した気温で、あすの最高気温は22度と比較的過ごしやすいでしょう。ただ、日差しの下を歩いていると、汗がでるくらいの暑さになりそうです。ご注意下さい。


●週末から高温傾向に


気象庁は13日に高温に関する「異常天候早期警戒情報」を発表しました。九州から北海道にかけて、今週18日頃からの約1週間、平均気温がかなり高くなる見通しです。

季節は夏に向かっていますので、だんだんと暑くなるのは当たり前と気持ちでは感じますが、身体がついていかないことがあります。体調管理には十分注意して下さい。

※異常天候早期警戒情報とは、原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の5日後から14日後までを対象として、7日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または7日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます(降雪量については11月~3月のみ)。


情報提供元: tenki.jp日直予報士