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きょう3日は、季節の分かれ目、冬と春の季節を分ける「節分」です。豆をまいたり、恵方巻きを食べたりと各地の風習に則り、様々な節分行事が行われました。あす4日は二十四節気の「立春」。暦では春を迎えます。その春の初日にいきなり「春一番」が吹く気配が、、、
●「春一番」には複数の条件があります。
あす4日は二十四節気の「立春」。暦では春を迎えます。そんなあす4日、いきなり春の便り「春一番」が吹く可能性があります。
「春一番」とは、春先に初めて吹く南寄りの強い風で、沖縄と東北、北海道を除く地域で発表しています。
関東地方の春一番の条件は、以下3つの条件を基本とし、総合的に判断して発表されます。
①立春~春分までの期間。
②日本海に低気圧があり、低気圧が発達すれば、より理想的。
③関東地方に強い南風が吹き、気温上昇。
※東京において最大風速が8.0m/s以上。風向は南よりの風で、前日より気温が高い。
午後3時の実況天気図を見ると低気圧が日本海西部にあって北東方向へ進んでいる状況です。これからあす朝にかけて日本海を東寄りに進み、日本列島を通過する予想です。先ほど佐藤匠予報士が書いた記事【あす立春 春らしくなるも「8K」注意】にあるようにあす未明に南寄りの風が吹き荒れ、上記の条件を満たすことになります。
今シーズン、関東地方では木枯らし一号が吹かず、「初雪」「初霜」「初氷」など冬の便りが平年より遅れましたが、春一番があす4日に吹けば、1988年の2月5日を更新し、最も早い記録になります。
●あす4日 全国の天気
沖縄は傘の手放せない一日。九州から関東、東北の太平洋側は、傘マークのついている所も天気は回復傾向です。日中は広く晴れる見込みです。北陸や東北と北海道にかけての日本海側は午前を中心に、雨や雪で、北海道はふぶく所がありそうです。そして注目なのが、気温です。日中は全国的に平年より3度以上高くなります。北から南まで3月並み。特に気温が上がる関東は4月並み。場所によっては(千葉県館山市、神奈川市小田原市など)20度に達し、4月下旬並みのこの時期としては異例の暖かさとなる見込みです。ただ、この暖かさに油断はできません!
●最高気温に油断禁物!寒暖差が大きいです!
あす、最高気温を観測するのは昼ごろまでの所がほとんどです。昼ごろは3月から4月並みの陽気でも、午後は上空に寒気が流れ込むため、北から気温が急降下します。札幌ではプラスの気温は束の間。午後は氷点下になり、夜は氷点下5度を下回る冷え込みになります。東京や大阪も最高気温を観測してから半日もたたないうちに、10度以上気温が下がる予想で、ジェットコースターのような急降下。昼間の服装では、寒さは凌げません!一日のうちで、寒暖の変化が大きくなります。あすは着脱しやすい服装で、お出かけ下さい。
2月は暦では春ですが、まだ大陸の冷たい空気の方が優勢で、暖かさは持続しません。特に今週後半は、北日本の上空1500m付近には今シーズン一番の非常に強い寒気が流れ込み、寒さが厳しくなる傾向です。あすの暖かさに油断せず、体調管理には十分ご注意下さい。