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今朝(13日)の北海道は、内陸を中心に放射冷却の影響で冷え込みが強まり、午前9時までの最低気温は上川地方の旭川市江丹別で氷点下29度5分まで下がりました。
今シーズンの北海道の最低気温を更新しただけでなく、この冬、国内で観測された気温の中でも最も低い記録となりました。
●富士山頂よりも冷えた!
今朝の北海道は日本海側やオホーツク海側の一部で雪がちらつくことはありましたが、全般には穏やかな天気となりました。
そのため、内陸を中心に放射冷却が強まり、午前9時までに道内53地点で今シーズンの最低気温を更新しました。上川地方の旭川市江丹別では氷点下29度5分度まで下がり、今シーズンの道内の最低気温を更新しています。
また、今シーズンの国内で観測された昨日までの最低気温は氷点下27度3分でしたが、この記録も更新し、全国での今シーズン一番の冷え込みとなりました。
この氷点下27度3分を記録した地点は富士山で、観測地点の標高は3775メートルの高所で気温が低いのも当然という地点ですが、その富士山頂よりも今朝の旭川市江丹別は冷えたことになります。
ちなみに、今朝の道内で2番目に冷えた上川地方の幌加内では氷点下28度2分、3番目に冷えた幌加内町朱鞠内では氷点下28度1分まで下がっており、富士山以上の冷え込みとなった地点が複数現れました。
●明日は今季初氷点下30度か
冷え込みが強まった地域では、今日の日中にかけても気温が上がりきらず、平年よりも寒さが厳しくなる見込みです。
冷たい空気が日中でも残ったまま、天気は明日(14日)にかけて割合穏やかに経過するため、今夜から明日朝はさらに冷え込みが強まりそうで、氷点下30度以下という地点が出てくる可能性があります。
年によってはシーズン中に氷点下30度以下の気温を観測しないこともあるくらいで、冷え込みのピークと言っても過言ではありません。その冷え込みが明日やってくるかもしれません。