きょう17日の夜、上弦の月と土星が接近します。土星も肉眼で見ることができますので、是非、南西の空を眺めてみてください。



●土星 肉眼でも十分に見られる 望遠鏡があれば「環」の様子も


今夜、南~南西の空で上弦の月と土星が接近。日が沈んで空が暗くなってくる今夜6時過ぎから見えはじめます。特に観測しやすい時間帯は「今夜7時頃から9時頃(全国共通)」です。夜10時以降は高度を下げて、西の地平線に沈んでいきます。

土星は、クリーム色の天体で、明るさは0.4等級。金星などと比べると光が弱いですが、肉眼でも十分に見ることができます。さらに、双眼鏡を使うと、環の明るさも捉えられるため楕円形に見えて、天体望遠鏡があれば、あまり高い倍率のものでなくても環をはっきりと観察することができます。

なお、月&土星の左側には火星(7月に地球に大接近した後も、まだまだ明るい)、右側には木星も輝きます。


●各地の天気 好条件の所が多い


●好条件:「北海道・東北・東海から九州、沖縄にかけての広範囲」

北海道は広い範囲でスッキリ晴れるでしょう。

東北は、夕方までは日本海側で雨の所もありますが、夜は晴れる見込みです。

東海から九州にかけても、夕方までは日本海側を中心に雨雲のかかる所もありますが、夜はおおむね晴れるでしょう。

沖縄は各地でよく晴れる見込みです。

●あいにくの空模様:「北陸」

気圧の谷の雲に覆われ、雨の所が多いでしょう。カミナリを伴い強く降るおそれもあります。

●雲間から見えるチャンスも:「関東」

大気の状態が不安定で、局地的に雨雲が発達するでしょう。ただ、雨は降っても短い時間で、止んだあとは晴れ間も期待できそうです。


情報提供元: tenki.jp日直予報士