台風19号もきょう25日の午前3時に温帯低気圧へと変わりました。しかし、列島付近は、台風一過ならず、暖かく湿った空気が入って、晴れていても、局地的に激しい雨や雷雨になりそうです。特に低気圧に変わった元台風が進む北海道付近は大雨にご注意下さい。また、南西諸島には台風の卵が発生しています。



●8月最後の土日 不安定で雷雨に注意


【25日(土)の天気】台風19号から変わった低気圧が、前線を伴いながら北海道付近に近づくでしょう。

東北から九州、沖縄は湿った空気の影響で雲が広がりやすく、急な雨や雷雨の所があるでしょう。空模様の変化にお気をつけください。北海道は広く雨で、雷を伴い激しく降る所がありそうです。大雨による土砂災害や川の氾濫などに注意が必要です。最高気温は、きのうより高くなる所が多く、沖縄と九州から東北では厳しい残暑が続くでしょう。東京都心や高松などでは35度ぐらいまで上がる見込みです。

【26日(日)の天気】西日本・東日本は晴れ間の出る所が多いものの、山沿いを中心に、にわか雨や雷雨がありそうです。また北陸~東北は前線がかかって大雨になりそうです。土砂災害や川の増水にご注意下さい。九州から関東は猛暑になるでしょう。


●南西諸島や台湾付近には2つの台風の卵


南西諸島や台湾付近には2つの台風の卵があります。台風まで発達する可能性は低いですが、沖縄は影響を受けて、雨雲や雷雲が通過する見込みです。あす26日にかけて落雷や突風、急な強い雨に注意してください。また、沖縄本島の海域では波が高く、次第にしける見込みです。しけや波の高い状態は26日にかけて続く見込みですから、この土日も、引き続き、うねりを伴った高波に注意してください。


情報提供元: tenki.jp日直予報士