きょう23日は台風20号が日本の南を北上し、夜には暴風域を伴ったまま、四国から近畿にかなり接近して上陸する見込みです。九州から東海では雨・風ともに強まり、大荒れの天気となりそうです。四国地方や東海地方では、台風第19号からの雨量を合わせると、あす24日にかけての総雨量は局地的に1000ミリに達するおそれがあり、山崩れなどに警戒が必要です。



●2つの台風による影響


【台風19号】東シナ海を北上して、日本列島からはいったん離れていくでしょう。ただし、26日日曜日頃には温帯低気圧にかわって、北海道に接近する見込みです。

【台風20号】今夜には強い勢力で四国から近畿にかなり接近して上陸する見込みです。四国地方や東海地方では、台風第19号からの雨量を合わせると、あす24日にかけての総雨量は局地的に1000ミリに達するおそれがあり、山崩れなどに警戒が必要です。

【天気】沖縄は雲が広がりやすく、夜はにわか雨や雷雨があるでしょう。九州は太平洋側を中心に雨で、四国は広く雨が降りそうです。中国地方と近畿、東海も午後は次第に雨になるでしょう。九州から東海は局地的に非常に激しい雨や猛烈な雨が降りそうです。暴風や高波、高潮、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。北陸は日中は晴れますが、夜は雨の降る所があるでしょう。午前中は晴れる関東甲信は夕方以降に雨や雷雨になりそうです。東北は大体晴れるでしょう。北海道も晴れる所が多いですが、南西部は雲が広がりやすく、雨の降る所がありそうです。


●「処暑」ですが・・・猛暑に警戒


23日は二十四節気の「処暑」で暦上では暑さがおさまるころという意味ですが、九州から東北の日本海側では山越えの風が吹き降りて、広い範囲で猛暑日になるでしょう。

【気温】最高気温は、平年より高い所が多いでしょう。那覇は32度、鹿児島は34度、福岡35度、高知は30度、広島や松江と大阪は35度の予想です。名古屋と東京は33度、金沢は37度、新潟は36度まで上がるでしょう。仙台は34度、秋田は36度の予想です。九州から東北は日本海側を中心に35度以上の猛暑日になる所が多いでしょう。熱中症には警戒が必要です。札幌は30度で、北海道は内陸部の所々で真夏日となりそうです。


情報提供元: tenki.jp日直予報士