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東北地方はいま「じゅんさい」の収穫の時期に入りました。じゅんさいは沼の底に自生するスイレン科の植物で、沼の底に根を張ってそこからたくさんの茎を伸ばし、水面に葉を広げます。この時期、じゅんさい沼は、一面が鮮やかな緑の葉で覆われます。山形県村山市の大谷地沼(おおやちぬま)では、箱舟を操ってじゅんさいを収穫する風景が見られました。東北地方はあすも北部を中心に晴れるところが多く、じゅんさい摘みがはかどりそうです。
●じゅんさいの食べ方
じゅんさいは、ゼリー状のぬめりに覆われているためツルンとした喉越しとぷるぷるの食感が特徴で、東北ではこれから旬を迎えます。秋田県や山形県を中心にスーパーや八百屋で販売されており、東北の人には馴染みのある食べ物です。酢の物でいただいたり、お味噌汁やお吸い物の具材にすると美味しく、涼しげで、これからの暑い季節にぴったりです。
●東北 あす15日の天気
あす15日の東北地方も北部を中心に晴れるでしょう。ただ南部では雲が多く、南の海上から梅雨前線が北上してくるため、福島県では午前中から、午後には宮城県や山形県の南部でも雨が降りそうです。気温は、今朝は内陸を中心に10度を切った地点もありましたが、あすの朝も冷えるところがあるでしょう。日中の最高気温も平年を下回る所が多く、湿った東よりの風の影響で太平洋側を中心に20度に届かないところもありそうです。日本海側では日差しもありきょうよりも気温が上がって、20度を超えてくるでしょう。
東北地方は16日土曜日にかけて、南部を中心に雨雲がかかり、気温も土曜日までは平年を下回る所が多くなりそうです。