今日は北海道付近を気圧の谷が通過します。この気圧の谷は強い寒気を伴っており大気の状態が不安定となる見込みです。落雷など、天気の急な変化に十分な注意が必要です。



●大気の状態が不安定に


サハリン付近を通過する低気圧からのびる気圧の谷が、今日午後に北海道付近を通過します。

北海道上空5400m付近には一時的ですが平年より10度も低い寒気が流れ込むでしょう。

このため昼過ぎには道南方面から雨や湿った雪が降り出し、夕方には道央や道北、道東方面にも雨や雪の範囲が広がります。大気の状態が不安定となるため、局地的に雷を伴って降り方が強まる恐れがあります。急に降り出す強い雨や雪、落雷、突風などに、またひょうなど、天気の急な変化にも注意が必要です。


●雷雲が近づくとき


○冷たい風が吹いてきたら注意

発達した雲の中では強い上昇気流と下降気流が吹いていて、強い下降気流によって上空の冷たい風が吹き下りてくることがあります。

○ラジオなどにノイズが入ると注意

雷雲の中では空気や水蒸気の摩擦によって静電気が起こり、雲の中でも雷が発生しています。

この際強い電流が流れ、それがラジオなどにノイズとして聞こえます。

これらの現象が現れた時は、早めに屋内や車の中などに移り、落雷などの天気の急変に備えましょう。


情報提供元: tenki.jp日直予報士