気象庁は19日、薩摩硫黄島で火山活動が高まっていることから、噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)へ引上げました。火口から概ね1kmの範囲では、小規模な噴火に警戒してください。



●噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引上げ


気象庁によると、薩摩硫黄島では、本日(19日)午前3時頃から振幅の小さな火山性地震が増加し、午前0時から午前11時30分まで51回と多い状態が継続しています。高感度の監視カメラでは2月以降時々火映現象が観測されており、熱活動が高まっている可能性があります。薩摩硫黄島では火山活動が高まっており、火口から概ね1kmの範囲に大きな噴石が飛散する程度の小規模な噴火が発生する可能性があります。


●防災上の警戒事項等


火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。風下側では降灰、風の影響を受ける小さな噴石及び火山ガスに注意してください。


情報提供元: tenki.jp日直予報士