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北海道は今日これからも多少雲の広がる所がある程度で、広く晴れ間が出る見込みです。明日も午前は引き続き晴れますが、午後は日本海側を中心に雲が広がり、夜にかけて雪の降る所があるでしょう。渡島や檜山地方の沿岸では湿った雪で、一部では雨の混じる所もありそうです。
冬に聞く天気予報でよく使われる言葉に、「湿った雪」がありますが、どのような雪なのか、イメージは湧くでしょうか?
気象庁の予報用語によると、「含水率の大きい雪。大きな雪片となりやすく、着雪の被害を起こしやすい。」とあります。水分量の多い雪のことですが、その水分量に対しての明瞭な定義はありません。水っぽいなと思ったらそれは湿った雪ということになります。
また、着雪の被害には、電線に着雪することにより電線が切れたり、電柱や送電鉄塔などが倒れる、列車に着雪することによる交通障害、などがあります。
湿った雪は水を多く含むため乾いた雪よりも重く、積もった雪の重さは1立方メートル当たりで新雪でだいたい150キロ以上、 時間がたってだんだんと固まっていった場合は500キロ以上にもなるといわれています。横綱白鵬の体重が156キロなので、積もった雪はかなりの重さになり、屋根からの落雪など十分に注意が必要なことがわかると思います。
これからの時期、湿った雪の降る機会も少なくないので、これらのことに十分に注意して生活してください。