台風の襲来ごとに冬への歩みが急加速した10月でしたが、この先はどうなるでしょうか。寒気の影響は?最新の資料をもとに、この先1か月の天候と気温をまとめました。


●★1週目(4日~10日)このまま冬へ突入する?


10月中旬から下旬にかけて、北海道の各地では、続々と平年よりも早く初雪が観測されました。また北海道から関東、北陸の各山では初冠雪、また関東甲信や東北では初霜もほとんどの所で平年より早く観測されました。冬への歩みは急加速したかのように思われましたが、この先の気温や天気はどうなるでしょうか。

4日から5日にかけて寒気が入り、北海道から九州にかけて気温がぐんと低くなる所が多いでしょう。ただ、これも一時的となりそうです。6日には再び平年よりも高い気温に戻るでしょう。東北から九州にかけては20度前後まで上がる日が多くなりそうです。北日本の日本海側を中心ではこの時期らしく雨や雪の日が多くなるでしょう。本州付近は高気圧に覆われやすくなりますので、北日本の太平洋側や東日本、西日本では晴れる日が多くなりそうです。日差しのもとではコートがなくても過ごせる所も多いでしょう。一方、沖縄や奄美は曇りや雨のスッキリしない天気が多くなりそうです。


●★2週目(11日~17日)寒気の影響は受けにくい?


北日本から東日本の日本海側は寒気の影響は受けにくく、曇りや雨、または雪の日は少なくなるでしょう。ただ、西日本の日本海側では湿った空気や前線の影響で、平年よりも曇りや雨の日が多い見込みです。北日本の太平洋側では晴れの日が多くなりますが、東日本や西日本の太平洋側では晴れの日が少なくなりそうです。気温は全国的に平年並みか高い予想です。冬への歩みはゆっくりとなりそうです。


●★3週目~4週目(18日~12月1日)東日本と西日本で紅葉の見頃


北日本から西日本の日本海側では、気温は平年並みか高い状態が続きますが、雲が広がりやすく、雨の日が多いでしょう。北日本では雪の日もありそうです。一方、北日本から西日本にかけての太平洋側は晴れの日が多く、気温もこの時期らしい気温に戻りそうです。朝晩の気温もぐっと低くなり、日中も空気はひんやりですが、日差しのもとでは暖かく感じられるでしょう。小春日和となる日も多くなりそうです。東日本と西日本でも各地で紅葉の見頃を迎える頃。柔らかな日差しの下、紅葉狩りにお出かけするのも良さそうですね。

情報提供元: tenki.jp日直予報士