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●どこでどれくらい降る?? 防災上の注意点は??
7月は大雨でのスタートとなりそうです。道路が短時間であっという間に冠水したり、低い土地が浸水したりするような雨の降り方になる所もあるでしょう。
【予想される雨の強さ】
「1時間に30ミリ以上の激しい雨」または「1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨」
※道路が川のようになったり、水しぶきで辺り一面が白っぽくなり視界不良になったりする降り方。
なお、局地的には「1時間に80ミリ以上の猛烈な雨」の降る恐れがあります。
※息苦しくなるような圧迫感のある降り方。
【予想雨量~あす(2日)の午前6時まで~】
いずれも多い所で
四国、北陸200ミリ、関東甲信150ミリ、東海120ミリ、近畿100ミリ
【防災上の注意点】
土砂災害に厳重警戒。低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒。
マンホールから水が溢れ出たり、小さな川や用水路が氾濫したり、道路が冠水したりする恐れがあるため、車の運転に注意して下さい。また、濁った水で冠水するとマンホールの蓋が外れていても見えづらくなるため、足元に注意が必要です。
避難指示・勧告が出されていなくても、危険を感じたら自ら避難するようにしましょう。小さなお子さんやお年寄りがいる家庭では、避難指示・勧告が出る前に自主的に避難することを考えて下さい。一人だけではなく、近所の方々など複数人で声をかけあって避難するようにして下さい。
【土砂崩れの前兆】
次のような前兆現象があったら、危険が迫っていますから、すぐに避難して下さい。
①斜面にひび割れができて、それが急に広がってきた。
②木が避けるような音、地鳴りなどの異様な音、普段とは違う臭いがする。
③今まで涸れたことのない湧き水が止まる、逆に、湧き水のなかった所から水が湧き出し、それが濁っている。
いずれも、山の内部で土砂が動き始めている証拠です。雨が弱まってから、あるいは天気が回復してから、大きな山崩れが発生することもあります。大雨の後、1~2日ぐらいは山崩れの危険があると考えて、斜面の様子に気をつけて下さい。
【1日の全国の天気と最高気温】
沖縄は晴れますが、急な雷雨にご注意下さい。九州と四国の瀬戸内側は変わりやすい天気です。日差しの出ることもありますが、あちらこちらに雨雲やカミナリ雲が発生するでしょう。九州では既に大雨になっている所があるため、少しの雨でも、または天気が回復しても引き続き土砂災害に警戒が必要です。中国地方も雲に覆われ、時々雷雨があるでしょう。四国の太平洋側や近畿、東海、北陸、関東甲信は断続的に雨や雷雨で局地的に猛烈な雨の降る恐れがあります。東北は宮城県と青森県で晴れ間があるほかは、曇りや雨で、カミナリを伴う所があるでしょう。北海道も大気の状態が不安定です。午前は晴れますが、昼頃からは所々でにわか前や雷雨があるでしょう。
最高気温は30度前後まで上がる所が多く、全国的にかなり蒸し暑くなるでしょう。こまめに汗を拭いて、風通しを良くしてお過ごしください。