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●寒さの原因 動きの遅い低気圧
きのうは、5月中旬並みの冷たい空気を伴った動きの遅い低気圧がオホーツク海にあり、北海道付近はこの低気圧を含む気圧の谷の中でした。この低気圧から冷たい北風が流れ込み続けたため、札幌など道央や北見などオホーツク海側で特に日中の気温の上がり方が鈍くなりました。オホーツク海側では4月中旬から下旬並みの気温にとどまり、きのう道内で最も気温の上がらなかった、紋別地方の遠軽では10度9分と、6月下旬としては6年ぶりに10度台の最高気温となりました。
●週末にかけて気温上がる
動きの遅いオホーツク海の低気圧とともに、上空の冷たい空気も今夜には北海道付近から離れていきます。あす以降は南から暖かい空気が流れ込みやすくなるため、週末にかけて道内では気温が上がります。週末の札幌は24度前後で経過し、帯広など道東の内陸では29度くらいまで上がります。暖かい空気とともに湿った空気も流れ込むため、内陸を中心に蒸し暑くなりそうです。また、週末は再び雨雲も流れ込むため、旭川など道北や札幌など道央を中心に雨となる見込みです。