あすは、関東や東北を中心に、大気の状態が不安定。傘マークがなくても、急に雨が降ったり、カミナリが鳴ることも。関東は、梅雨寒の後は、突然の雨や雷雨に注意。


きょうは、関東を中心に「梅雨寒(つゆざむ)」となりました。東京の正午の気温は、16度5分と4月中旬並みで、9年ぶりの低さでした。ランチに出かけた方は、昼間も上着がないと、ヒンヤリと感じられたと思います。

でも「梅雨寒」の後は、急な雨や雷雨に注意が必要です。あすは、東京の予報には、傘マークがついていませんが、関東や東北を中心に「大気の状態が不安定」になるでしょう。関東の予報を詳しくみてみますと…


●関東 雨のタイミングは2回


晴れマークの所もありますが、油断は禁物です。傘マークがなくても雨が降りやすくなりそうです。関東で、雨の降るタイミングは、大きく分けて2回と見ています。

1回目は、あすの朝まで。千葉県や茨城県など沿岸部を中心に広い範囲で雨が降りやすく、本降りの雨の所もあるでしょう。朝の通勤や通学の時間帯は、都心も、お出掛けに雨具があると安心です。そして2回目は、夕方以降。今度は、関東北部が中心です。さらに、2回目は、大気の状態が不安定になるので、局地的に雷雲が発達するでしょう。

あすの午後の「落雷確率」をみてみますと…


●東北・関東 発雷確率が高め


東北南部を中心に、赤い表示の「高い」確率になっていて、関東も、北部では黄色の表示の「やや高い」確率の所があります。急にカミナリ雲が発達しますので、落雷や突風、急な強い雨に、お気を付け下さい。

【誰かに話したくなる 豆知識】

カミナリが光ってから音が聞こえるまでの時間は、そのカミナリが、今いる所から、どれくらい離れているかによって変わります。音が聞こえるまでの時間が短ければ、近くでカミナリ雲が発達していますし、音が聞こえる時間が長ければ、遠くでカミナリが鳴っていると考えられます。音の進む速さは1秒でおよそ340メートルですので、光ってから音が聞こえるまで何秒かを数えておくと、カミナリとの距離を知ることができるのです。

ゴロゴロと聞こえるだけでなく、急にヒンヤリした風が吹いたり、空が暗くなったら、カミナリ雲が近づくサインです。頑丈な建物など、安全な所へ避難して下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士