大型連休初日の29日(土)は、関東でも大気の状態が非常に不安定。午後は北部から急な雨や雷雨があります。


●午後は天気急変


29日は、関東地方の上空に、この時期としてはかなり強い寒気が入ってきます。例えば茨城県つくば市の上空5500メートル付近の温度は、4月末だと平年は-16度くらいですが、今回入ってくるのは-24度程度(3月初め頃の温度)です。随分低いことがわかりますね。関東では最高気温が22~23度くらいまで上がる予想ですので、上空と地上の気温の差は実に40度以上。大気の状態が非常に不安定になります。天気はお昼前後までは晴れる所が多いでしょう。午後は北部から急な雨や雷雨に注意が必要です。左図は「落雷確率」です。群馬や栃木、埼玉などで赤く塗られていますが、これは落雷の可能性が高いことを示しています。東京都心など南部も、夕方以降は局地的に雨雲が発達するでしょう。午前中の日差しにだまされず、屋外のレジャーは天気の急変にご注意ください。


●安定した晴天


30日になると、上空の寒気が北上し、安定した晴れの天気となりそうです。にわか雨もありませんので、雨具を持たずにお出かけ出来そうです。洗濯物も安心して外に干せるでしょう。この日は、日本付近は南に高気圧、北に低気圧で、気温が上がるパターンです。東京は24度、熊谷と前橋は26度の予想など、昼間は半袖で過ごせるでしょう。体がまだ暑さに慣れていない時期ですので、スポーツなど、特に体を動かす方は水分や休憩をこまめにとってください。また、内陸部では朝は気温が10度を下回る所があり、ヒンヤリします。朝と昼間で気温の差が大きくなりますので、服装で上手に調節してください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士