札幌は明日(3日)に平年だと根雪終日を迎えます。しかし、今日(2日)の午後3時の時点でもまだ29センチの雪が残っており、雪解けは普段の年より遅れそうです。また、雪だけではなく暖かさの方でも、今年の札幌の春はやや遅れているんです。


●例年なら3月中には


今日(2日)の札幌は午後3時までで最高気温は7.5℃と、この時期らしい気温となっています。ですが、今年に入ってからこれまでに最も気温が上がった3月29日でも最高気温は9.6℃と、まだ10℃以上の気温は一度も観測していません。

3月が終わった時点で1度も10℃以上の気温にならなかったのは、2013年以来4年ぶりで、過去30年で見ても6年しかありません。その年で最初に10℃以上になる日の30年平均を見ても3月24日となっており、今年は例年に比べて1週間以上も、春の暖かさの訪れが遅れています。


●今後は季節の歩みが加速


ただ、この先の札幌はどんどん季節が先へと進みます。今後1か月の気温の見通しを見ても平年並みか高めで経過する予想となっていますし、特にこの1週間は気温が高く経過する見込みです。最高気温は火曜日以降は毎日のように2ケタ、日によっては15℃くらいまで上がる日も出てきて、一気に春本番を感じられる陽気となりそうです。

気温が高くなれば、市内に残っている雪も解けてくれますが、雪解け水で濡れた路面には注意が必要です。最低気温がプラスだったとしても、橋の上や建物の陰になる場所は気温が低くなりやすく、部分的に凍結することがあるため、朝晩の車の運転などは引き続き十分にお気を付け下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士