関東は25日(水)の朝、全アメダス(島を除く)で最低気温が氷点下になる可能性大。東京は2日連続、氷点下の朝に。1月14日・15日のセンター試験は関東の全アメダスで氷点下となったが、その寒さに迫る勢い。


●25日 全地点で氷点下か(島を除く)


24日(火)の関東は9割弱のアメダス地点で冬日(最低気温が0度未満)となり、東京都心でも氷点下1度9分と8日ぶり、この冬4度目の氷点下となりました。25日の朝はさらに冬日地点が増え、関東の全アメダス(島を除く)で氷点下の冷え込みとなり、東京都心は2日連続の冬日となりそうです。最低気温は東京都心と千葉の銚子は氷点下2度、横浜は氷点下1度、関東北部は氷点下5度以下の所が多い予想です。


●センター試験に全地点氷点下


関東の全アメダス(島を除く)で冬日になるのは、年に1回くらいあります。この冬は1月14日(土)、15日(日)に関東の全アメダスで冬日となりましたが、あす25日(水)も全アメダスで冬日の可能性があります。前回の全冬日はセンター試験の週末(土曜・日曜)でしたが、今回は平日の水曜日。朝の通勤・通学の時間帯は底冷えとなり、布団から出るのが辛い朝となりそうです。日中も気温の上がり方は鈍く、最高気温は東京は9度。そのほかの各地も10度以下、一桁の気温が続く見込みです。家の中にある一番暖かい服装でお出かけ下さい。


●寒さの記録がでる時期


そもそもこの時期、1月中旬から2月初めにかけては1年の最低気温が記録されることが多いです。東京の寒さの記録である氷点下9度2分(1876年1月13日に記録)もこの時期に記録されていますし、日本の寒さの記録である旭川の氷点下41度も、115年前の1月25日に記録されています。映画にもなった青森県八甲田山中で雪中行軍していた兵士199人の遭難死もこの時期です。まさに今が寒さの底です。この先は、26日(木)までは寒中の寒さが続きますが、27日(金)から週末は都心でも最高気温15度くらいまで上がり、グッと暖かくなる予想です。気温のアップダウンが大きいですが、着実に季節は進んでいます。風邪などひかないよう、お気を付け下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士