今日(22日)の北海道は、低気圧の接近によって強い雪が降っています。

札幌でも一時、見通しが悪くなるほどの強い雪になりましたが、午後6時までの日降雪量は9センチ。

今月の札幌はこれまで、日降雪量が10センチ以上となる日が一度もなく、雪が少なく経過しているのです。


●今月は20年ぶりの雪の少なさ


札幌では、今日(22日)昼頃から雪が降り始めましたが、昼過ぎには少し先の信号機も見えなくなるほど降り方が強まり、車もライトをつけての走行となっていました。しかし、日付が変わってから午後6時までに降った雪の量は9センチと、それほど多い雪にはなっていません。

札幌では昨年12月23日に27センチの雪が降り、12月としては50年ぶりとなる積雪90センチ以上を記録しましたが、実は札幌で一日10センチ以上の雪を観測した日は、その日以来一度もありません。

年が明けてから1月中旬にかけて、1度も1日10センチ以上の雪が降らなかったのは、1997年以来20年ぶりで、年が明けてからの札幌は記録的に雪が少なく経過していました。


●今年初のまとまった雪に注意


北海道では、明日朝にかけて低気圧が発達しながら通過する影響で、これから雪や風のピークを迎える所が多く、明け方にかけては道南の檜山地方で猛吹雪への警戒が必要です。

札幌でも明日朝にかけては断続的に強い雪が降り、10センチから20センチ程度の雪となる恐れがあります。今年初めてのまとまった量の雪となりそうです。

除排雪が進み、札幌市内での車通りも昨年末に比べるとかなりスムーズになっていましたが、明日朝は雪による渋滞が発生するなどの交通障害の恐れもあります。明日の朝は早めに家を出るなど、対策が必要になりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士