穏やかな天気は続かず、20日(金)の「大寒」から広く荒れた天気となる恐れがあります。


●17日は穏やか


17日は冬型の気圧配置が緩みました。強い寒気も抜けて、日本海側の雪も弱まりました。太平洋側は穏やかに晴れて、東京では4日ぶりに気温が10度以上になるなど、日差しの温もりを感じられました。横浜や銚子、佐賀でウメが開花し、静岡ではタンポポが開花しました。

ようやく穏やかな天気となりましたが、それも長続きしません。


●20日~ 荒れた天気に


20日(金)は上空に強い寒気を伴った気圧の谷が西日本に近づき、西日本を中心に大気の状態が不安定になる見込みです。局地的に雪や雨の降り方が強まる可能性があります。突風などのシビアな現象にも注意が必要です。

また、20日は別の低気圧が関東の南岸沿いを進むため、関東でも雪が降る可能性があります。今のところ銚子や茨城など沿岸部では雨の予想ですが、内陸部ほど気温が低く雪が降りやすいでしょう。東京都心でも雪が降る可能性があります。まだ雪の降る範囲や降る量の予想に幅があるような状況ですが、市街地でも雪の積もる可能性がありますので、最新の気象情報、交通情報にご注意下さい。

20日の午後には低気圧が関東の東で急発達する予想で、九州~関東の沿岸部を中心に風が強まり、荒れた天気となる恐れがあります。風による交通機関への影響にも注意が必要です。

20日は関東以西でも日中の気温が上がりにくいうえに、風も強まるため、厳しい寒さとなるでしょう。万全な寒さ対策が必要です。

情報提供元: tenki.jp日直予報士