3連休明けは今季最強寒波が襲来。寒気の底は大きく分けて2回。1回目は11日(水)で北日本中心。2回目が今季最強の寒気で14日(土)から15日(日)ごろ。ちょうどセンター試験に当たるため今後の情報に注意。


●寒気の底は2回


3連休明けは、今季最強寒波が襲来。寒気は強弱を繰り返しながら入り、寒気の底は大きく分けて2回。1回目は10日(火)後半から11日(水)でこれは北海道や東北が中心。北日本は大雪に警戒が必要です。

全国的に要注意なのが2回目の14日(土)から15日(日)にかけてです。大雪の目安は、輪島の上空5000メートル付近に-36度以下の寒気が入る時ですが、今回予想されているのは輪島で-41度くらい。これは年に1度あるかないかの強い寒気で、今シーズンでは最強寒気です。しかも、強い寒気は北日本や北陸だけではなく、西日本の松江でも-36度台(年に1~2度の寒気)の予想です。また、地上で雪の目安になる上空1500メートル付近で-6度以下の寒気が14日から15日にかけては関東から九州の南まですっぽりと覆う予想です。日本海側は広く雪で、西日本や東海など太平洋側にも雪雲の流れ込む所があるため、最新の情報をこまめにチェックお願いします。過去にも同じように冬型が強まり輪島で-36度以下の寒気が入った2014年12月17日から18日。北陸から北日本の日本海側は大雪や猛吹雪となり、太平洋側にも雪雲が流れ込み名古屋で23センチの積雪を観測。東海道新幹線に影響がでました。今回はそれ以上の強い寒気の予想ですので、十分警戒が必要です。


●センター試験は底冷え


今季最強寒波は少なくとも、来週前半にかけて居座ります。この先、寒さの底は14日~15日のセンター試験頃で全国のアメダスの約9割で冬日(最低気温が0度未満)と予想されています。最高気温は北海道は軒並み0度未満の真冬日の予想。東京は8度、名古屋や大阪、福岡は6度前後の予想。冷たい北風が強く、体感温度はこの数字以上に寒く感じられそうです。風邪をひかないよう、体調管理には十分にご注意下さい。

情報提供元: tenki.jp日直予報士