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●ポイントその1
6日(火)にかけては低気圧や寒冷前線が日本付近を通過して、冬型の気圧配置が強まるでしょう。再び冬の嵐となり、交通機関に影響が出る所もありそうです。今回のポイントは3点あります。まず、ひとつめは、低気圧や前線に近い北陸や東北を中心に大気の状態が不安定になる、ということです。地上付近の気温が高いところに、上空に寒気が流れ込んでくるため、雨雲やカミナリ雲が発達するでしょう。北陸は昼前まで、東北は夕方まで、落雷や突風、ひょう、局地的な強い雨に注意が必要です。
●ポイントその2
ふたつめは、北陸地方の平地でも雪になる可能性があるということです。寒冷前線が通過したあとは、「平地で雪が降る目安」となる寒気が北陸地方まで南下します。地上付近の気温も急激に下がって、はじめ広く雨が降る北陸地方の平地でも次第に雪に変わる可能性があります。東北の日本海側では昼頃には雨から湿った雪へと変わるでしょう。暴風が吹き荒れ、ふぶきで見通しが悪くなりそうです。交通機関への影響にも注意が必要です。停電に備えて、懐中電灯、防寒具など暖をとれるものを準備しておくとよさそうです。北海道ははじめ湿った雪の所が多く、低気圧に近い南西部を中心にふぶく所があるでしょう。内陸部では次第に乾いた雪へと変わりそうです。
●ポイントその3
みっつめは、晴れる太平洋側も季節風が強まり、寒くなるということです。5日(月)は全国的に気温が高く、昼間はコートいらずの陽気でしたが、6日(火)は一転、師走らしい寒さが戻ります。最高気温は5日(月)より5度前後低くなり、東海から九州でも15度に届かない所が多いでしょう。特に日が暮れてからは北風の冷たさが身に沁みそうです。日中は気温が高めの関東も、夜は冬物のコートがないと寒風に震えてしまうでしょう。急な寒さで体調を崩さないよう、お気をつけください。