きょうの東北地方は、朝から空が縞模様になっています。この雲は「波状雲(はじょううん)」と言います。


きょうの東北地方には「波状雲」が出ています。

これは読んで字のごとく、波のような模様になっている雲のことです。ひまわりの衛星画像を見るときょうは朝から同じような場所で雲が見られます。

天気が変わるときに現れやすい・・・と言われることもある雲ですが、中には「朝から同じような雲がずっと出ていて気味が悪い・・・」と思う人も少なくないようです。実際に、何かよくないことが起こるのでは?と問い合わせの連絡があったりする雲です。

では、どうしてこのような雲が現れるのかというと、空の高い所と低い所で風の強さが異なっていたり、高い山に向かって強い風が吹いていたりと、大気が波打つようなときに現れます。そしてこの雲の特徴は、上空の風の向きとは直角の方向に広がることが多く、「同じ場所に長い時間現れること」です。

ですから、あまり気味悪がらず、「上空の風向きはあっちか~」とか、「このあと天気が変わるのか~」といったように、雲を楽しんでください。



現在、この「波状雲」の影響もあって、東北地方は雲が多く、雨の降っている所もあります。太平洋側の地域では予報より晴れていないかも・・・と思う人もいると思います。ですが、次第に天気は回復して、あすは晴れる所が多くなりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士