明大2季ぶりV!阪神1位榊原七斗ら“ドラフト4人衆”が監督胴上げ 下位危機も粘りで乗り越え
<東京6大学野球:慶大2-4早大>◇第9週第2日◇8日◇神宮
「粘りの明治」で2季ぶり優勝だ。春秋連続優勝を狙う慶大が2-4で早大に敗れ、連敗で勝ち点を落とした。これにより既に全日程を終えている明大が9勝4敗の勝ち点4で2季ぶり45度目の優勝が決定。19日開幕の明治神宮大会の出場権を手にし、悲願の日本一を目指す。
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紫紺の戦士たちが、夕闇に包まれた神宮で歓喜の輪を作った。阪神1位・榊原七斗外野手(4年=報徳学園)、楽天2位・岡田啓吾内野手(4年=前橋育英)、ヤクルト3位・福原聖矢捕手(4年=東海大菅生)、広島5位・光弘帆高内野手(4年=履正社)の“ドラフト4人衆”も満面の笑みを作り、閉会式後のグラウンドで戸塚俊美監督(62)を胴上げした。
この日行われた早慶2回戦で優勝を争う慶大が連敗で勝ち点を落としたことから、明大の2季ぶりの優勝が決まった。前回優勝した昨秋は毛利(現ロッテ)、大川(現日本ハム)、小島大(現西武)の“ドラフトトリオ”を中心とした「守り勝つ」野球が機能。チーム防御率0・70と強固な守備を築いて10戦全勝優勝を飾るも、今季は投手陣の不安定さが序盤に目立った。
第3週の早大戦では1勝2敗で勝ち点を失い、20年秋以来死守してきた3位以上の座すら危ぶむ声もあった。この危機感がチームを変え、ミーティング内でも選手たちから「優勝の可能性も残っているのに、こんな状態で終わっていいはずがない」(福原)という強い言葉が出るようになった。慶大と立大には1敗を許したように決して盤石とはいえない戦いも見られたが、勝ち点の行方を左右する3回戦ではともに勝利を収める。指揮官も「本当に選手たちの粘りが良い結果につながった」と賛辞を惜しまない試合運びが優勝につながった。
日本一を目指して臨む、昨年に続く明治神宮大会への切符を手にした。福原は「6大学の代表として、その名に恥じないようにプレーしたい」。ドラフトトリオを擁しても、なし得なかった悲願の日本一。今回はいかに。【平山連】