【写真】パナソニック・柿本晟弥

<社会人野球日本選手権:NTT西日本5-4パナソニック>◇8日◇準々決勝◇京セラドーム大阪

今大会を最後に休部するパナソニック(大阪)が、サヨナラ負けで76年の野球部の歴史に幕を下ろした。今夏の都市対抗で準優勝したNTT西日本との大阪対決で一時3点ビハインドを逆転したが、9回サヨナラ負け。最後は西武から2位指名を受けた最速152キロ右腕の柿本晟弥(せいや)投手(24)の暴投で決勝点を与えての終戦となった。

井上貴晴監督(35)は今大会2試合に先発して8強進出に貢献した柿本をリリーフに送ったことに「大事な場面で投げさせましたが、全く後悔はありません。柿本でダメだったら仕方ありませんから」と責めなかった。「ここで終わってしまうのは残念ですが、みんな最後まで諦めずに戦ってくれた。勝たせてあげられなかったのは私の責任です」と目に涙を浮かべた。

ナインの今後については「3分の1が(移籍などで)次のステージへ、3分の2が(野球を引退して)社業に就くことになります」と説明。「次のステージに進む選手はパナソニックでの経験を元に新たな野球人生で力を発揮してほしいですし、社業に就く選手は組織としていいチームをつくった自信をもって会社に貢献してほしい」と願った。

野球部は松下電器時代の1950年(昭25)に創部。都市対抗出場57回(準優勝1回)、日本選手権出場44回(優勝2回、準優勝1回)を誇る。加藤英司や福本豊、山口高志(いずれも阪急)をはじめ、小池秀郎(近鉄)や久保康友(ロッテ)ら多くのプロ野球選手を輩出。だが、05年の日本選手権優勝後は輝かしい成績を残せず、グループの経営改革に伴う事業見直しの一環で昨年12月に26年秋の日本選手権限りでの休部が発表された。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【社会人野球】休部パナソニックは3分の2が選手引退、3分の1が移籍などで第2の野球人生へ 」