【中日】鵜飼航丞、山崎武司コーチとの最強タッグで「ヒッチ」学ぶ「いい方向に持っていきたい」
中日鵜飼航丞外野手(27)が「山崎武司打法」の習得に乗り出す。
2日から高知とナゴヤ球場の2拠点で秋季キャンプが始まり、名古屋組の鵜飼は、山崎武司新打撃コーチの特徴でもある「ヒッチ」に注目。「右打者で武司さんほどヒッチを入れている人はあまりいない。どういう意識で取り入れていたのか聞いてみたい」と、直接教えを請う考えを明かした。
ヒッチとは、構えからグリップを一度下げる予備動作。鵜飼もプロ入り前に取り入れていた動きで、ドラフト直後に評論家時代の山崎コーチとメディアで共演した際には「俺に似てるな」と声をかけられたこともある。山崎コーチの現役時代の映像や打撃練習も繰り返しチェックしており、試合よりも大きくヒッチを入れる練習時の動きにも注目。「話を聞いて、いい方向に持っていきたい」と、再び取り入れることも視野に入れている。
今季は54試合に出場し、打率2割3分5厘、5本塁打、22打点。開幕から1軍でプレーしたものの、2度の再調整を経験し、レギュラー定着には至らなかった。
今季について、好調時にもボール球に手を出しており、調子を落とすと試合中に修正できなかったと振り返る。1軍で結果を求められる中、「ボールに当てなきゃって意識も悪い方向に行ってしまった」とスイングの判断に苦しんだ。
シーズン終了後にはアナリストとデータを確認。ゾーン内の球にはしっかりスイングできていた一方、ボール球を振ってしまうことが大きな課題として浮かび上がった。「ゾーンだけに行くっていうのは簡単のようで難しい。それに近づければ打率もホームランも増える。打ちにいきながら止められるようになればベスト。スイングキャンセルを対ピッチャーでもできるようにしたい」と鵜飼。秋季練習でも、確実性を上げるための向上に取り組んできた。
10月31日からチームに合流した山崎コーチは、工藤監督から名古屋残留組の石川昂や鵜飼の指導を任されたと明かしている。鵜飼について「どう考えているのかというところを聞いてから話し始めたい」と、まずは本人の考えを聞く姿勢を示していた。
山崎コーチとの最強タッグ実現なるか。かつて取り入れていたヒッチの再導入も視野に、課題克服を目指す。【佐瀬百合子】