【巨人】松井監督「上出来」野球教室で“監督1号” 「必勝」旗に直撃 近いノ実現への号砲だ
巨人松井秀喜新監督(52)が吉兆の“監督第1号”を放った。1日、川崎市内で、代表理事を務めるNPO法人による野球教室に参加。小学生の前で推定飛距離110メートルのアーチを描くと、ボールは「必勝」と書かれた旗を直撃した。この日は秋季キャンプでも知念大成外野手(26)から本塁打の打ち方を質問され、初指導をした直後。自らの1発に「そうなるといいですね」と必勝を期した。
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夕日に照らされた白球が、ぐんぐんと伸びていった。ガツンという打撃音を置き去りに、あっという間に右翼フェンスを越えていった。松井監督は思わず、万歳した。
52歳。「それ(ホームラン)を見せるために頑張っているんで。上出来ですね」とフリー打撃の6スイング目で代名詞の放物線を描いてみせた。全国から集まった小学生40人も驚き、大歓声。さらに、その着弾点こそがスーパースターの証しだった。
直撃したのは野球教室を開いた川崎市のENEOS等々力グラウンドのネットに掲げられた社旗。そこには「必勝」と大きく書かれていた。当人は「それはちょっと気づかなかったですけど」と報道陣から伝えられたが、「そうなんですね。そうなるといいですね」とにっこりと歓迎した。
41回目となった教室では、打撃投手として約260球を投げ込んだが、監督としても、しっかり指導を済ませていた。この日午前の秋季キャンプは3日目。情報収集のためにもっぱら観察に時間を費やすが、疑問は歓迎する中、選手第1号で直撃してきたのは知念。1年目を終えた左打者から「本塁打の打ち方を教えてください」と問われると、「いい質問だね」と身ぶりもまじえ、回答した。
「みなさん、やっぱりうまくなりたいっていうかね、成長したい気持ちはあるでしょうから。いつでもウェルカムですよ」。子どもでもプロでも。さらに実演まで加わる。「選手たちに『俺みたいに打てよ』とか言ってほしいの? 全くそんなことは思っていません」と笑い飛ばしたが、その1発に予感まで宿してしまう千両役者ぶり。
旗に書かれていた「必勝」とは、必ず勝つ、絶対勝つの意。10月30日、キャンプ初日の訓示では「必ず、最後は我々みんなの力でジャイアンツのプライドで勝てると信じてます」と熱く語っていた。監督第1号は、誓いの実現へ、号砲となった。【阿部健吾】