【西武】平良海馬の流出濃厚で若き左腕菅井信也にも脱皮の時が「146」を少しでも埋められるか
西武のチーム内は立場を超え、平良海馬投手(26)のメジャー移籍を確信する空気に満ちている。今季、先発投手として146イニングを投げた投手がいなくなる-。31日から始まった秋季キャンプもこの「146」の解決が、一つのキーワードになる。
西口文也監督(54)は「取ったじゃん」とドラフト上位3人の即戦力投手に大きな期待を寄せ「与座も今年は投げていないし」と、与座海人投手(31)の来季復活を信じている。
球団は引き留めに全力を注いでいるもようだが、海外FA権を持つ高橋光成投手(29)も今オフのメジャー挑戦の可能性がある。外国人先発投手の補強もありえるが、長い目で見れば、生え抜きの若手有望株の成長が絶対に必要になる。
豊田清1軍投手チーフコーチ(55)が「今年は53イニングだったよね。120イニングとか、それくらいまで投げてくれれば」と期待するのが、来季でプロ6年目を迎える左腕の菅井信也投手(23)だ。シーズン途中の体調不良で離脱が長引き、1軍の先発マウンドは10試合のみだったが、防御率2・72と好成績を残している。
「今年は5月は割とそれなりの結果を作れて。登板の準備というか、やることをやってという部分はできたかなと思ってます。中5日も経験したり、柔軟にできたのもありました」
今季は週5試合しかない時は、ローテーションを外れて登録抹消になるケースも何度かあった。主戦級の流出が想定される現状で、菅井は中6日で「回らないと困る」と存在になってくる。その期待は当然、菅井本人も感じるところ。
「自分的にはもう、1イニングでも長く試合の中で投げたいんで。本当にわずかかもしれないですけど、もっとイニングを増やしていきたいのはあります」
先発6、7番手からの脱皮なるか。人知れず、今春キャンプから「投手陣ペットボトル委員会委員長」として環境美化に務めた左腕には、来季の続投の期待も高まりつつ、本業でも1イニングでも多い続投が切実に求められてくる。【金子真仁】