【巨人】松井新監督、秋は「静かなるゴジラ」指導場面なく「自分の目で見て自分の中で情報収集」
秋は「静かなるゴジラ」でいく。巨人松井秀喜新監督(52)は10月31日、秋季キャンプの2日目を迎えた。川崎市のジャイアンツ球場で午前9時30分の開始から、屋内外の練習を視察。さまざまな分野のスタッフと対話し、選手の打撃を見つめた。指導する場面はなく、じっと腰を据える姿があった。
「自分の情報収集の場なので。いまはコーチの皆さんにお任せして、自分の目で見て、自分の中で情報収集しています」。1軍、ファームの指導陣、スコアラー、トレーナーらと次々に会話を重ねた。今季までの流れ、現状をより把握することが第一で、11月13日までのキャンプ中は「今いるメンバーをしっかり見る」を徹底するという。
観察だけでも存在感は十分。選手らにも緊張感は漂うが、「いなくても同じ緊張感でやってほしい」と望んだ。この日は数名の打撃に目をこらし、「私の中で大切にしていることはある」としながらも、いきなり諭しはしない。「本当に大切なのはシーズン始まる前のキャンプ。今は人それぞれ、まだテーマを持ってやってる途中でしょうからね」と心配りした。聞かれれば答える用意はあるが、あくまでも選手主導でいく。
この日は前日に続き、開門前に100人以上のファンが列を作り、近接するGタウンを含めた2会場で7011人が集まった。ベンチから打撃エリアに歩いただけで、拍手と歓声が起きるフィーバー。周囲はそんな「動」だからこそ、際立つ「静」。じっくりと、初の監督業を始めていく。【阿部健吾】