【中日】山崎武司打撃コーチが合流 秋季練習最終日「緊張しながら家を出てきました」
来季から中日の打撃コーチを務める山崎武司氏(57)が31日、ナゴヤ球場で行われた秋季練習最終日にチームに合流した。スーツ姿で選手やスタッフにあいさつした後、練習着に着替えてグラウンドへ。コーチ陣と今後の指導方針について話し合った。
14年ぶりに古巣へ復帰し、久々にグラウンドに立った山崎氏は「グラウンドに入ることなんてほとんどないんでね。緊張しながら家を出てきました」と心境を明かした。現役時代を振り返り、「シーズン中、球場に行く時の重苦しい雰囲気がよみがえってきた。責任感も出てくるし、ちょっと気が重く、晴れ晴れしく家を出てこられなかった。現役時代と一緒でしたね」と、指導者としての新たな責任をかみしめた。
現役時代に通算403本塁打を放ち、楽天時代を含めて史上3人目となるセ・パ両リーグでの本塁打王に輝いた右の強打者。石川昂、細川、鵜飼ら右の大砲候補の育成を託されている。高知キャンプには同行せず、秋季キャンプでは名古屋に残る選手たちを指導する予定だ。「監督から昂弥とか鵜飼とか、そういう選手を見てほしいと言われた。僕も3、4日でも高知に行く気満々だったんですけど、監督に『来んでいい』と言われたんで(笑い)。こっちでしっかりやっていきたい。昂弥も今年の成績で満足はしていないと思う。もっと上のレベルを目指して話し合っていきたい。その時はしっかり振ってほしい」と力を込めた。
13年の現役引退後は野球解説者、評論家として活動。今年2月には日本ハムの臨時コーチを務めたが、NPB球団で専任の打撃コーチを務めるのは初めてとなる。
指導方針については、選手との対話を重視する考えだ。「みなさん僕のことを武闘派とか、根性派だと思っていますけど、実は違うんですよ(笑)。よく考えています」と笑顔を見せた。自身の打撃論を一方的に押し付けるのではなく、選手の考えも聞きながら、双方が納得できる指導を目指す。「僕らのやってきた時と今とでは全然違う雰囲気を感じた。外から評論家として見ている時とはまた違う。しっかり選手と話していかなきゃいけないなって、それをめちゃくちゃ感じましたね」。持ち前の経験と対話力で、右の大砲育成に取り組む。