元琴奨菊の秀ノ山親方、ソフトバンク小久保監督の手腕を称賛「全てを背負ってる」大の鷹党
福岡県柳川市出身で、大のソフトバンクファンとして知られる秀ノ山親方(元大関琴奨菊)が29日、同市の部屋宿舎で朝稽古後、2年連続日本一に輝いた地元球団をたたえた。自身が選ぶMVPを問われると、「選手もそうだけど、監督です」。小久保裕紀監督の手腕を称賛した。
現役時代から内川聖一氏らと交流し、刺激を受けてきた地元球団。前日28日には、日本シリーズ第4戦でDeNAを破り、4連勝で頂点に立った。
個々に任せればばらばらになりかねない選手を1つのチームにまとめ、それぞれの力を引き出した指揮官に「そこまでの意識を高める監督ってすごいと思う」と感心。「監督が選手以上に全てを背負ってる。その中で結果を出すってすごいと思う」と語った。
自身も弟子を預かる立場。親方として、なおさら感じるものがあるかと聞かれると、「ありますね。悔しい気持ちも、うれしい気持ちも、やっぱ倍感じるから」。勝てば選手をたたえ、負ければ責任を引き受ける。その重みが同じ指導者の立場として重なるそうだ。「勝ちきる強さのタフさが監督にあるなと思いました」と話した。
日本一の戦いから、弟子たちにも学んでほしいことがある。「考えて準備して行動する。そこの徹底さが日本一だと思う」。この日も身ぶり手ぶりを交え、力を出し切る稽古を求めた。
「準備するんだよ。勝つために考えるんだよ。そこの積み重ねしかないんだよと。そこには、応援してくれる人への恩返しだったり、家族を楽させてあげようという気持ちがホークスにもあるから。そういうことを伝えたいです」。
ホークスが歓喜に沸かせた福岡で、今度は土俵の熱戦が始まる。九州場所(11月8日初日、福岡国際センター)へ、地元出身の親方は弟子たちの奮闘に期待を寄せた。【山田遼太郎】