【ソフトバンク】「毎試合、夢みたい」王会長も3戦連続延長戦に苦笑いも勝ちっぷりは強さの証明
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>
<日本シリーズ:ソフトバンク2-1DeNA>◇第3戦◇27日◇みずほペイペイドーム
ドーム球場の上空には満月から少しばかり欠け始めた「寝待月」がかかっていた。ホークスは4つの併殺打など0行進が続き、フラストレーションはイニングが進むごとに溜まって行ったが、チーム必勝の執念は欠けることはなかった。
1点を追う9回2死二塁から8番牧原大が右前に運び、試合を引き戻した。敵地・横浜で始まったシリーズ第1戦から3試合連続の延長戦突入。最後は正木のサヨナラ弾で決着がついた。初戦から3戦連続の延長戦はシリーズ史上初。それもすべてホークスが白星で飾った。歴史を塗り替える? 勝ちっぷりは強さの証明でもある。
「いや、いや、いや、毎試合、夢みたいだよねえ。最後は(正木の)ホームランで仕上げてね」。初戦からずっと試合を見守っている王球団会長も、さすがの3戦連続延長戦には苦笑いだったが、それでも勝ち続けるチームに今まで以上の強さを感じ取っているようでもあった。9回2死二塁から同点適時打を放った牧原大の打撃に「よく追いついたよね。求められていることに、しっかり答えを出すのはすごいこと」と称え、正木のサヨナラ弾には「それにしてもあそこでホームランを打つのはすごいよね」と絶賛した。
2年前のシリーズではDeNAに2勝しながら4連敗で涙をのんだ。「雪辱」を誓って挑んだリベンジマッチ。リーグ3連覇、さらに昨年の日本チャンピオンの意地もある。これで日本ハムとのCSファイナルからチームは6連勝。もう手を緩めることはない。9回2死から始まった逆転劇で、王手をかけた。後は一気に頂点に駆け上るだけだ。