【写真】阪神高橋遥人(2026年撮影)

プロ野球の草創期に活躍した名投手の沢村栄治氏を記念し、シーズンでもっとも優れた先発完投型の投手を表彰する「沢村賞」の選考委員会が26日、都内で行われ、阪神高橋遥人投手(30)が初受賞した。球団では03年井川慶以来、23年ぶりの栄誉。5度の手術を乗り越えて、開幕ローテーション入りした今季は16勝3敗、防御率1・87で最多勝&最高勝率の2冠を獲得。球団初のリーグ2連覇に大きく貢献した。

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投手・高橋Rebornの年が、大きな栄誉に彩られた。阪神では03年井川慶以来、23年ぶりの沢村賞投手誕生。今季投手2冠に輝いた高橋でも「すごい人たちが受賞してきた、雲の上にあるような賞。こんなにもすごい賞を受賞できて本当にうれしいです」と声を弾ませた。

左ひじ内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を含めて5度の手術を経験。2年連続で1軍登板を果たせなかった23年オフ、育成契約となり、背番号129も経験した。自身初の開幕ローテーション投手となった今季。初登板の3月28日巨人戦(東京ドーム)の完封勝利が自信になった。「9イニング、自分がまた投げられたことが本当にうれしかった。監督が最後までいかせてくださったおかげです」。チームの信頼を実感した。

「まだまだ自分はよくなる」と言い続けた今シーズン。自分を信じ続けた。いつも頭に浮かんだのは復活を支えた担当医やトレーナー。復活を待った球団や首脳陣。亜大時代はだれより怖い存在だった生田勉元監督(60)は、幾度も連絡をくれた。

「もうだめなのかなって思う時は何度もありました。その度にみんなに支えられて投げる事ができ、この賞もみんなに助けられながら取れた賞。本当に周りの人に感謝しかありません。本当にうれしいです」。感謝と感激はつきない。

梅野、坂本、さらに伏見という女房役にも巡り合い、また向かう来季。「今年だけで終わりたくないと思っています。本当にチームに欠かせない人は何年も戦力になり続ける人だと思うので」。才能に加え信頼でも、唯一無二の存在に。最強への挑戦が、また始まる。【堀まどか】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】高橋遥人が沢村賞初受賞「もうだめと何度も」復活の年に栄誉 井川慶以来球団23年ぶり 」