【阪神】藤川監督が29年まで契約延長、最終年を前に長期政権を決めた球団の意図
阪神は26日、藤川球児監督(46)との契約を延長し、29年シーズンまで指揮を執ると発表した。25年からチームを率いる藤川監督は、来季が3年契約の最終年だった。新たに契約を結び、計5年間の長期政権となる。
なぜ1年の契約を残した中で、早期の決定となったのか。この日、会見に出席した粟井一夫球団社長(62)が説明した。
「監督は手腕はありますけど、来年から制度が変わるということも含めて、それに対応していくだけの能力はあるんだろうけど、例えばデータが少ないとかですね、いろんな面で時間がかかる作業になるであろう、ということを考慮しての話です」
セ・リーグは来季からDH制が導入される。新たな野球が始まる中で、1年では戦い方は完成しない。長期契約を早期に決めることで、焦らず長いスパンでのチーム強化が可能になる。
もう1つは、グラウンド内だけでなく球団組織としての目線だ。
「裏方さんから、もっと言うと事業を支えている球団全部ですね。全部の組織力で勝っていく、強いチームであり続けないといけない。そこを作るにあたって監督は私も気付かないことを指摘もしてくれますし、一緒になって組織づくりもしてくれると。そこまで監督に負わせるのは重荷なのであくまで我々の仕事ですけど、それを一緒にやってくれる監督だと私は評価しています」
強いチームには、球団が強固な組織であることも不可欠。その点で、藤川監督が持つ独自の目線がプラスの影響をもたらすとした。
リーグ連覇を達成し、次は3連覇、日本一。そして強くあり続けるチームへ。「どこが弱いのか我々が見ているのと藤川監督が見ているのでは差があるのは分かったので、その差を埋めていくために監督も入れようと。大事にしたい」と信頼感を口にした。