【写真】DeNA対ソフトバンク 2回裏DeNA1死一塁、二塁打を放ち、ガッツポーズを見せる井上朋也(撮影・江口和貴)

<日本シリーズ:DeNA3-4ソフトバンク>◇第2戦◇25日◇横浜

古巣相手に成長した姿を見せた。DeNA井上朋也内野手(23)が「6番右翼」でスタメン出場して4打数2安打。2回の第1打席で左翼線への二塁打を放つと、続く4回の第2打席は左翼フェンス直撃の二塁打。8月のファーム調整時に「役割的には(相手が)左ピッチャーの時のスタート(先発)なので、そこをしっかり合わせたいです」と話していた通り、大舞台で左投手の難敵モイネロを攻略し「今年ずっとやってきたことが、結果にも出てくれたな」とうなずいた。

約2カ月前。井上朋は悩んでいた。2軍での好調ぶりを買われて9月1日に1軍昇格。だが、昇格後の4打席はいずれも空振り三振に倒れた。「どうして下(2軍)で拾えていた変化球やまっすぐがはじけないんだろう」。自分なりに考えた。その末に出た答えは「力み」だった。9月9日のヤクルト戦(横浜)。心機一転、脱力打法を試した。第1打席で中前打を放ち「これいいかも」。感覚をつかんだ瞬間だった。

シーズン終盤に存在感を示し、日本シリーズでもベンチ入りを果たした。「懐かしいなって感じです」。この日の試合前には今季途中まで在籍していたソフトバンクのベンチに向かい、旧交を温めた。だが、心はすっかりDeNAの一員。「まだまだ出来ることがあるので、そこの課題もしっかり潰していきたいなと思います」と慢心することなく、球場を後にした。【水谷京裕】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】1軍昇格後悩んでいた井上朋也「これいいかも」心機一転、脱力打法で“力み”改善 」