【写真】10月に40歳となった春日山親方(中央)。右は三浦大輔氏、左はアンダーグラフの真戸原直人(春日山親方提供写真)

元関脇勢の春日山親方(伊勢ノ海)が、10月11日に40歳の誕生日を迎えた。10月中には東京都内の飲食店で、プロ野球DeNA前監督の三浦大輔氏、ロックバンド「アンダーグラフ」の真戸原真人から祝ってもらった。三浦氏とは約16年の交流があり、真戸原は同じ大阪府出身。「歌も歌ってくれました。思い出に残る誕生日になりました」と振り返った。

美声が注目されがちな春日山親方だが、所属する伊勢ノ海部屋では力士への指導こそ本分として取り組んでいる。大事にしているのはあいさつと基本。「『ありがとうございました』『すみませんでした』を言える人間を育てたい。四股、すり足、テッポウを何度も続けることの大切さ。あれもこれも大切ですが、基本を続けているうちに、自然と形になっていきます。それが型です。私も先代師匠(元関脇藤ノ川)に何度も言われてきました。シンプルほど難しく、深いんです」。

今年6月からは、相撲教習所で相撲甚句の授業も担当している。「相撲甚句は、幕末から明治にかけて、力士が巡業などの余興で歌ったのが始まりと言われています。民謡の一種です。分かっているだけでも、約200年以上の歴史があると言われています。大相撲と甚句、伝統、文化、興行は私はセットだと思っています。切っても切れない関係にあると思います」。伝統文化を継承する一員として、使命感を持って取り組み、「楽しく甚句の授業をしています。みんな、覚えて歌ってくれています。授業が終わってあちらもあちらこちらで歌ってくれているのを見ると本当にやって良かったなと思います」と新弟子たちの反応に好感触を得ている。

所属する伊勢ノ海部屋では、部屋頭の藤ノ川が新関脇となった秋場所で11勝を挙げた。春日山親方は「新関脇での2桁(勝利)は立派だと思います。よく稽古もしますし、不思議とは思いません。やった通りの結果だと思います。ますます頑張ってほしいと思います」と実感を口にした。

藤ノ川の弟の碇潟と、藤ノ川の付け人の漣は、ともに幕下上位に上がり、関取まであと1歩。若い衆にも春日山親方は「漣は入門当時からずっと期待しています。もともと良い資質があります。年も取って、精神的にも変わってきたんじゃないですか。ここからまた信念をもって稽古してほしいですね」と期待を寄せていた。【佐々木一郎】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 元勢の春日山親方が土俵の内外で奮闘中 三浦大輔氏とアンダーグラフ真戸原から40歳祝福受ける 」