【大学野球】仙台大・大城海斗が4安打完封勝利「キャッチャーのリードと守備に助けられて…」
<東北地区大学代表決定戦>◇24日◇1回戦◇岩手・きたぎんボールパーク
仙台大(仙台6大学)が4年ぶりの明治神宮大会出場に王手をかけた。富士大(北東北1位)に6-0で完封勝ち。大学侍ジャパンの左腕・大城海斗投手(3年=滋賀学園)が4安打11奪三振で完封勝利。打線はオリックスのドラフト1位角田楓斗投手(4年=東奥義塾)から5回までに5点を奪い、KOした。東日本国際大(南東北)は青森大(北東北2位)との1試合目を落とすも、2試合目は伊藤航大外野手(4年=東海大相模)のサヨナラ3ランで勝利を収め、決勝に駒を進めた。25日に行われる決勝を制した大学が、明治神宮大会(11月19日開幕)に出場する。
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熱い闘志を胸に、顔色を変えず投げ込んだ。仙台大先発の大城は2回に三塁打を浴びるも、この日不調だった直球の代わりに生かしたツーシームで三ゴロ、三振に打ち取り、ピンチの芽を摘んだ。5回以降は安打を許さず、散発4安打11奪三振で完封勝利。「調子は悪かったんですけど、キャッチャーのリードと守備に助けられて、なんとか粘れました」。北東北の王者相手に大仕事も冷静だった。
相手先発は22日のドラフト会議でオリックスから1位指名を受けた角田。今年7月には、ともに大学日本代表に選出され、ブルペン陣の一員としてワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップの初代王者に貢献。活動期間中も食事や練習をともにしていた。大城は「なんとかゼロで粘ろうと思っていました」。マウンドは先に降りまいと、執念の投球だった。
今秋リーグ戦の最終節で見せた宿敵・東北福祉大相手に14奪三振完封に続き、この日も快投で勝利に導いた。「調子が悪いときでも、修正するための引き出しが増えてきた」とレベルアップを感じ取る。森本吉謙監督(52)も「リーグ戦を乗り越えたという積み重ねがあっての勝利。独特な雰囲気の中で投げきって切ってくれことに成長を感じました」とうなずいた。
決勝進出で、4年ぶりの神宮切符に王手をかけた。指揮官は「あと一つという感覚よりも、ワンアウトずつ積み重ねていくという感覚で臨みたいと思います」と東北王者だけを見据えた。【高橋香奈】
○…主将が攻守でけん引した。オリックス育成2位の井尻琉斗捕手(4年=北海)は先発マスクで好リード。同じくオリックスに1位指名された富士大・角田から、第1打席で左前打を放ちチャンスメイク。「割り切って真っすぐがきたらいこうと、それが1球で仕留められて良かったです」。全国の舞台まであと1勝に迫り、「自分たちの野球をやれば勝てるので、本当に丁寧に明日もリードしていきたいと思います」と力を込めた。