【阪神】石井大智が先発転向!藤川監督「非常に強みを発揮する」方針明かす 石井「新しい挑戦」
球団初のリーグ3連覇へウルトラプランの発動だ。阪神石井大智投手(29)が、来季から先発転向に挑戦することが決まった。24日、甲子園室内練習場で秋季練習がスタート。石井、安藤投手チーフコーチと話し込んでいた藤川球児監督(46)が方針を明かした。
藤川監督 先発に挑戦していこうというところで話はしました。本人に伝えて、取り組むべき道を、本人の考え方も聞いて、それに向かっていくところです。
石井は昨季、日本新の50試合連続無失点記録をつくるなど、入団以来6年間、リリーフの一角を担ってきた。今季は春のキャンプで左アキレス腱(けん)断裂して長期離脱したが、本人も転向に意欲的だった。
石井 今シーズンはけがもあって、貢献することができなかったので…。来シーズンに向かう形でそういうことを言ってくださった。全力で頑張るだけです。
実は2年前から指揮官が考え、本人にも伝えていたプランだった。来季からセ・リーグにDHが導入されることも後押しした。
藤川監督 なおさら1イニングをピシッ、ピシッと切っていくという部分では、1イニングあたりの投球数で、少なく終えてくるピッチャーの適性というのもある。石井は1イニングあたりの投球で、コンントロールが非常にいい。9枚攻撃の打者たちが並ぶところにおいては、非常に強みを発揮すると思います。
石井は昨季、1イニング平均が14・19球でリーグ最少だった。投手が打席に立つことのないDH制になれば、イニングも多く稼げる。さらに、リリーフを経験後、先発としてさらに開花した投手もたくさんいる。
藤川監督 希望に満ちあふれる取り組みに変わりますので非常にいいと思います。安藤コーチもリリーフを経験して先発に。山本由伸も、西武ライオンズの平良もそうですからね。
高橋、村上、才木らで盤石な先発陣に石井という強力なカードが加われば、リーグ3連覇へ大きな力になる。石井は四国IL高知時代に先発経験もある。
石井 1安打完封したことはあります(笑い)。一応ね(今回は)そういうタイミングなのかなあ、と。工藤、木下も頑張って、中継ぎでこれぐらいの投手になってこれた。自分でも新しい挑戦になる。
石井が記す第2のプロ野球生活。松井秀喜新監督が率いる巨人打線などをどう斬っていくのか。来季の楽しみが増えた。【磯綾乃】
◆救援から先発転向して活躍した阪神投手 山本和行は77年にリーグ最多の58試合に登板も、翌年から先発転向。80年に15勝、81年に12勝と2年続けて先発で2桁勝利を挙げた。中西清起は85年に最優秀救援、86年に2年連続のリーグ最多登板も、89年途中に先発転向。同年は自身初の規定投球回をクリアし、翌90年は開幕投手も務めた。福原忍は新人年の99年にすべて救援で54試合に登板。翌年から先発に挑み、04年に10勝、06年に12勝を挙げた。安藤優也は03年から2年連続50試合登板も、05年に先発転向。同年は11勝し、08年には自己最多の13勝を挙げた。なお他球団では、最優秀中継ぎ2度から沢村賞を受賞の摂津(ソフトバンク)高卒2年目に32ホールドを挙げ、その後沢村賞3度の山本(オリックス)最優秀中継ぎ、最多セーブを獲得し、今季最優秀防御率の平良(西武)などがいる。
◆来季の阪神の先発候補
高橋、村上、才木、大竹、伊藤将、伊原、下村、今朝丸、石井、※ルーカス、※馬場、※常深、※的場(※印は去就流動的もしくは今年のドラフト指名選手)