【写真】東海大静岡翔洋対科学技術 ハットトリックを達成した東海大静岡翔洋・西尾(右)は笑顔で仲間とハイタッチする(撮影・前田和哉)

<全国高校サッカー静岡県大会:東海大静岡翔洋8-0科学技術>◇24日◇決勝トーナメント1回戦◇草薙総合運動場陸上競技場ほか

東海大静岡翔洋が科学技術を8-0で退け、初戦を突破した。FW西尾周賢(しゅうけん、3年)が公式戦初となるハットトリックの活躍を見せ、チームをけん引。昨年の決勝トーナメント(T)1回戦で敗れた相手に雪辱を果たした。全国高校総体王者の静岡学園は、6-1で焼津中央に勝利した。25日は、同T1回戦の残り4試合が行われる。

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東海大静岡翔洋の「10番」西尾が、新境地で輝いた。まずは2-0の前半23分、スルーパスに抜け左隅のネットを揺らした。同35分にはピッチ中央でパスを受けて1度、右に展開。そのままゴール前に侵入し、折り返しを仕留めた。前半で2得点と好発進すると、後半19分には右クロスから豪快にたたき込んだ。

太田恒治監督(53)が「すごくパワフルで、右も左も足が振れて頭もある」と評価するストライカー。この日も左足での1点目から、利き足の右に最後は頭と持ち味を発揮して公式戦初のハットトリックを達成した。「素直にうれしい」と笑顔を見せた西尾。“お役御免”となった同23分の交代まで躍動し続けた。

昨年は、決勝T1回戦で科学技術にPK戦の末に敗れた。当時はボランチとしてフル出場した西尾は、終了間際に同点PKを決めたが空砲に終わった。今大会で再戦が決まり「今年は絶対に勝つ」。味わった悔しさも原動力となった。

今年の夏前にFWにコンバートされた。本格的な挑戦は初めてだったが「もともと点を取ることが好き」と意欲的に取り組んだ。ノルウェー代表のハーランドやフランス代表のエムバペなど、世界トップ選手の動画を参考に動きなどを模索した。同校が所属する高円宮杯プリンスリーグ東海では、6月の三重戦から5戦連発と自信も深めてきた。

31日の準々決勝では藤枝明誠-常葉大橘の勝者とぶつかる。西尾は「最後の選手権。後悔を残さないように、やり切って終わりたい。自分が全国に導きたいと思うし、得点王も狙っていきたい」と先を見据え、頼もしい言葉を並べた。【前田和哉】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校サッカー】東海大静岡翔洋が8得点で初戦突破 FW西尾周賢が公式戦初ハットトリック 」