【写真】巨人の新監督に就任し会見する松井秀喜氏(ロイター)

巨人の新監督に球団のレジェンドOBの松井秀喜氏(52)が就任した。現役時代の02年以来、24年ぶりに巨人のユニホームを着て指揮を執る。

23日、午後3時から都内で開かれた会見の冒頭、約8分間に及ぶ「所信表明」を行った。主な一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-ドラフト1位指名した横浜・織田について

テレビ中継で見ていたのですが、どの選手を指名するか知らなかった。びっくりしました。それが正直なところ。世界一のピッチャーになる可能性のある選手と、もしかして契約できるかもしれないというチャンスをいただいた。どのように私が携わるか、ちょっと分かりませんけど、数年後に素晴らしいドラフトだったという形になるよう、それは私にも責任はこれからあると思います。

-織田にどんな言葉をかけたい?

ジャイアンツにはジャイアンツにしかない素晴らしい環境があると思います。おそらく今後球団の方が、もし入団した場合いろんなプランを考えてると思います。それ以上申し上げることはできないです。

-アメリカで学んだこと

育成システムの違いはあると思ってます。ピラミッドが大きいので。私は大きい下の方の選手と接してましたが、やはり手厚い指導ではないです。試合で結果を出して生き残る世界を日々みてました。指導という意味では影響を受けた監督さんは長嶋監督はもちろんヤンキースのジョー・トーリ監督。とても大きな影響を受けております。これから監督を務める中で、自分なりのヒントが出てくると思ってます。ただ引退後にヤンキースのマイナーリーグの指導者たちとも一緒に仕事をしました。彼らは朝早くから選手に付き合って試合をみて、試合後にしっかりした食事ではないですけど、そういうものを食べながら選手全員のリポートを書いてました。それを上に上げるんですよね。朝から晩までその仕事をして、また選手とバスに乗って次の場所にゆられていく姿を見てました。その姿にも非常に影響を受けてます。私も同じ事をやれと言われたらできないと思います。でもあの姿を見て自分も働かなきゃいけない。彼らも指導者の中のピラミッドで戦っているんだという姿を目の当たりにして、そこはここからの自分の仕事のエネルギーとして進んでいきたい。

-選手たちに求める心構え

まっさらな気持ちで、これからみんなでジャイアンツを作り上げていこうという気持ちを持っていてほしいです。ジャイアンツはメジャーに追いつけ追い越せで、科学的トレーニング、スポーツ医学、また栄養学、データ分析、全ての面で最先端で研究をされてる方がおられると思っております。しっかりみんなに働いていただいて、選手それぞれが成長できるような環境を作っていきたいと思います。

-チーム作りで大切にしようとすることは

まず確率が高いものを大事にしていきたい。現役時代のイメージは打つことになっちゃうかもしれないですけど、やっぱり守備、走塁は、できれば100%にしたいですよね、野球としては。打つこと、投げることは、みんな人それぞれあるし、私が教えることが必ずしも正しいと思わない。みんなにうまくハマるとも思わないし、ただそこは打って点を取る、投げて抑えるというのは勝敗にすごい影響するところですから。でもそこが選手として一番大きなものを出せる場所だと思うんですよね。それができれば、みんなお給料が上がるわけですよ。打てればね、ピッチャーで抑えれば上がる。守備走塁は100%やってもめちゃめちゃ上がるわけじゃないですよね。そこに特化した選手もすごい貴重だと思いますけど、そういう打つこと投げることはプロフェッショナルとしておのおの磨いていってほしいと思います。

-守り勝つ野球をやる

守り勝つ、そういうことは全く考えてないですけどね。みんなしっかり準備して1球1球集中する。そこが抜けるとダメだと思います。準備や試合に臨む姿は自分でコントロールできることだから、100%にしてグラウンドに行ってほしいなと思います。そこは徹底したい

-他球団の監督と比べて強みになる部分は

ないでしょ。だって、経験ない。0ですよ。それを自分で自覚しないといけない。自分が自分の経験でこう思うということを出していく、それがうまくいくかどうかという経験すらないでしょ。臨時コーチはやりましたけどそれだけの期間ですしね。なかなか難しいですから、現時点では0です。だから選手と一緒に伴走して、少しでも選手たちを押し上げていきたいなと思いますけど、その方法は、これから一緒に自分も勉強しなくちゃいけないと思います。勉強というか、研究していかなくちゃいけない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】松井新監督、チーム作り「守備、走塁は100%に」「準備してグラウンドに」/一問一答 」