【写真】27年公開予定の映画「ダイヤモンド・ディプロマシー」の先行上映会に参加した、日本人メジャーリーガー第1号の村上雅則さん(右)。横浜・織田翔希投手に直メジャーを勧めた。左はキャピー原田氏の孫で映画の日本国内上映権を獲得した原田マイケル氏。中央はユリコ・ガモウ・ローマー監督

大リーグのジャイアンツで日本人メジャーリーガー第1号となった村上雅則さん(82)が、巨人からドラフト1位指名された横浜・織田翔希投手(3年)に「直メジャー」を勧めた。23日、都内で日米の野球史を描いた映画「ダイヤモンド・ディプロマシー」(27年公開予定)の先行上映会に登壇。「人生に悔いのないことをしてもらいたいなと思います」「自分の気持ちを貫いてもらいたい」と話した。

村上さんは法政二高(神奈川)から63年に南海に入団し、プロ2年目で渡米した。入団交渉時に鶴岡一人監督と「入団したらアメリカに行かせてやる」という約束をしていたからだ。1Aから、とんとん拍子に昇格し、9月にはメジャーでデビューした。

2年目も大リーグでプレーする意向だったが、保有権を主張する南海との契約がこじれた。このため2年目はシーズン途中で渡米した。3年目は指揮官に復帰した鶴岡監督に「帰って来いよ」と言われ、恩義も感じていたため、日本でプレーすることを選んだ。だが、本音はメジャーでのプレーを続けたかったという。

こうした経緯があることから、織田には自らの意思を貫くことを勧めた。「昔はなかなかできなかったんですけど、今はできますから。自分の人生に悔いのない、ことをしてもらいたいなと思います」。さらに「場合によってはダメな時もある。でもその時は、それはそれで人生ですから。また日本に帰ってきて野球やってもいいだろうし。自分の気持ちを貫いてもらいたい」と話した。

織田投手の素質、実力については認識しているが、一方でマイナーからメジャーに昇格することの大変さも知っている。「人生は1度だけ。成功するか失敗するかはわかりません。メジャーに行きたかったら、アメリカに行って野球をやりたかったら行って、実力が出ればメジャーに上がるだろうし。素質的にはありますからね。当然上がってくるだろうと思いますけど」とエールを送った。【斎藤直樹】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 日本人メジャーリーガー第1号の村上雅則さんが織田翔希へ「悔いなきよう」直メジャー勧める 」