【写真】松井秀喜氏(2026年7月撮影)

巨人の新監督に、OBの松井秀喜氏(52)が就任することが分かった。23日午後に会見を行う。1990~2000年代、4番に君臨し本塁打を量産。ヤンキースなどメジャーでも活躍し、日米通算507本塁打を放った。待望論が続いていた「ゴジラ」が戻ってくる。

空位となっていた巨人軍第16代の監督が決まった。10月11日、DeNAとのCSファーストステージに敗れシーズンが終了し、橋上秀樹監督代行(60)が退任。監督経験のある原辰徳氏(68)や高橋由伸氏(51)に目立った動きはなく、松井氏が最終候補に残っていた。

監督なしで22日のドラフト会議を終えたチームは、30日に全員が集合し、来季に向けスタートを切る予定。加えて24日からはソフトバンクとDeNAで争う日本シリーズが行われる。両軍に敬意を表し、シリーズ中は大きな発表や会見を行わない慣習がある。スケジュールと照らし合わせると、23日が「Xデー」となるのは自然な流れだった。

松井氏は現役引退から2年後の2014年、初めて巨人の臨時コーチを務めた。その後も定期的に春季キャンプで後輩を指導し、今季で5度目を数える。主力への技術指導はもちろん、座学で自身の経験を伝えるなど精力的に動いた。足かけ12年に渡ってチームを見ており、戦力や状態の把握に支障はない。

92年にドラフト1位で入団。長嶋茂雄監督と二人三脚で鍛錬し、巨人軍の4番として王道を歩んだ。昨年6月に長嶋氏が死去した際は「どういう形でまた次の世代に継承していくかは、はっきりした形は見えませんが、長嶋さんと生前に約束したこともあります」と明かした。

「素振りで会話したというか。素振りを通じて野球選手としての大事な部分を授けてくださった。松井秀喜という野球選手に最も大切なことを、授けてくださいました。そのことが私の中では、一番幸運でもあり、一番感謝しているところです」

授かった大きな恩を返す時が来た。

◆松井秀喜(まつい・ひでき)1974年(昭49)6月12日、石川県生まれ。星稜時代は甲子園に4度出場。高校通算60本塁打(甲子園4本)。92年ドラフトでは4球団競合の末、長嶋監督が抽選を引き当てた巨人に1位で入団。96、00、02年リーグMVP。首位打者1度、本塁打王、打点王各3度。00年正力賞。03年にFAでヤンキース移籍。09年ワールドシリーズMVP。エンゼルス、アスレチックス、レイズを経て12年限りで現役引退。13年に長嶋茂雄氏とともに国民栄誉賞を受賞。18年1月、43歳7カ月の最年少で殿堂入り。日米通算2504試合、2643安打、507本塁打、1649打点、打率2割9分3厘。186センチ、95キロ。右投げ左打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 松井秀喜氏が巨人新監督に決定 きょう午後会見 」