【ドラフト】無名から4年でプロへ 広島4位千葉商大・吉川凌平が森下弟子入り志願「お手本」
<プロ野球ドラフト会議>◇22日
最速156キロを誇る千葉商大のエース吉川凌平投手(4年=習志野)が、広島から4位指名を受けた。「まずは本当にほっとしたということが一番です。今まで育ててもらった両親とお兄ちゃんにも一番伝えたいです」と喜んだ。同球団の印象について「森下さんのような右ピッチャーで素晴らしい投手もいるので、そのようなピッチャーをやっぱりお手本としてトレーニングをして、いいところを奪って成長していきたいなと思っています」と抱負を述べた。
NPB全12球団から調査書が届いたという千葉の剛腕は、高校時代まで無名だった。習志野では背番号1をつかめず、最後の夏も県予選で敗退。「甲子園で1番を奪ってやる」という野望は崩れ、大学からの誘いもなかった。セレクションを経て唯一合格したのが千葉商大。一気に才能が開花したのは、決して偶然ではない。4年後のプロ入りを見据えて「野球を一からやり直す」と決心した。
上半身、下半身の地道な筋トレに加え、あえて限界までトレーニングをこなした状態で試合に臨んだこともあった。「永遠の課題として『人類最強』を目指せば、どんどん上に行ける」と限界の一歩先をひたすら追い求め、入学時に139キロだった最速を昨秋に156キロへと到達させた。下級生の頃には飲食店やピザの宅配バイトで稼いだお金を食費として蓄えた。
晴れて念願のNPB入りの切符を手にし「1年目から活躍できるようになりたいので、これから新人合同自主トレが始まるまでにしっかりとトレーニングをして、1年目からチームの戦力として長い間ずっとローテを守って投げられるような先発ピッチャーになりたいと思います」と誓った。