【写真】ブルージェイズ・シュナイダー監督(2025年10月撮影)

米オハイオ州の賭博規制当局は21日、25年のワールドシリーズ期間中に米大リーグ機構(MLB)に電話をかけ、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督に対して暴力的な脅迫を行った疑いのある賭け客を、賭博禁止処分とした。AP通信が伝えた。米スポーツ界では、スポーツベッティング(賭博)の合法化にともない、選手や関係者に対する脅迫の増加が問題となっている。

オハイオ州カジノ管理委員会は21日の公開会議で、脅迫を行った疑いを理由に、米オハイオ州ソーンビル在住のブレイク・モーガン氏を、同州の「スポーツ賭博・強制排除リスト」に登録した。リストに登録された人物は、州内の賭博施設への立ち入りを禁止され、州の合法的な賭博市場への参加も認められない。

電話で取材に応じたモーガン氏は、脅迫を行ったことを否定した。モーガン氏は、3月に委員会から疑惑について通知を受けた後、不服申し立てを行ったと述べた。米スポーツ専門局ESPNが入手した記録によると、モーガン氏は6月に開かれた自身の案件に関する賭博委員会の審理に出席しなかった。

ESPNが公文書開示請求を通じて入手した賭博委員会の記録によると、モーガン氏は10月28日ごろ、ブルージェイズ-ドジャースによるワールドシリーズ第4戦が行われた夜に、MLBのカスタマーサービス窓口に電話をかけ、14分間、シュナイダー監督に向けて複数の脅迫を行った疑いがある。

記録に含まれていた音声録音の中で、名前を「B」としてほしいと求めた電話の主は、第4戦でドジャース大谷翔平を故意四球で歩かせた作戦について、シュナイダー監督が記者会見で「うそをついた」と非難した。

「それは賭博で利益を得るための策略だった。この試合は公正じゃない」と、電話の主は述べた。「いかがわしく、でっち上げのような、そして不穏な行為が行われている」。電話の主はMLBのカスタマーサービス担当者に、こう語った。「俺が試合に行って、生中継のテレビに映っているところで、あいつのクソみたいな頭をぶっ飛ばしてやらなきゃならないのか。今すぐ生中継でやって、みんなに見せてやろうか」。さらに「俺たちはあいつの住所も、あいつに関する情報も全部持っている……お前たちが何とかしないなら、今度はお前たちの監督を相手にすることになるぞ」と話した。

記録によると、MLBの調査担当者は電話の発信元をたどり、モーガン氏を特定した。その後、MLBの警備担当者がモーガン氏と話をした。モーガン氏は賭博をしていたことと電話をかけたことを認め、シュナイダー監督の発言に「腹を立てていた」と述べた一方、トロントやロサンゼルスへ行くつもりはないと話した。

記録によると、MLBは試合の2日後、モーガン氏に対してMLBの施設やイベントへの出入りを無期限で禁止した。モーガン氏が刑事訴追されたかどうかは明らかになっていない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 Bジェイズ監督への脅迫容疑の賭客、賭博禁止、出入り禁止処分に 大谷翔平の故意四球で複数脅迫 」