【ドラフト】高岡第一・前田侑大「富山にもっと野球を広めたい」日の丸背負い高みを目指す覚悟
<指名を待つ男たち・番外編>
運命のドラフト当日。今回のアマチュア野球特集では、「指名を待つ男たち」で紹介しきれなかった選手たちを「番外編」と題して紹介する。
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“富山の怪物”が分岐点に立つ。高岡第一(富山)の最速156キロ左腕・前田侑大(ゆうと)投手(3年)は運命のドラフトを直前に控え、日に日に高まる緊張感を包み隠さずに明かした。「近づくにつれて緊張がどんどん増しています。楽しみというより、緊張の方が大きいです」。
9月に台北で行われた高校日本代表の一員としてU18アジア野球選手権に臨んだ。初めて日の丸を背負い、韓国戦などでの快投。準優勝に終わるも「アジア大会を通して、自分の真っすぐが世界にも通用するんだと感じられました。ストレートへの自信が深まったことが、プロに行きたいという気持ちをさらに強くしました」と胸を張る。高みを目指す覚悟が定まった。
盟友からも刺激を受ける。高校日本代表のメンバーで最速157キロを誇る横浜(神奈川)織田翔希投手(3年)が米球界挑戦を表明。NPBを経由せずに直メジャー入りも視野にする織田に対して「日本で対戦してみたかったライバルです。(織田が)アメリカへ行ったとしても、僕もプロでしっかり成績を残した後にメジャーへ行ってマウンドで投げ合って勝ちたい」と、将来的なMLB挑戦への大きな野望も秘める。
高岡第一での3年間は甲子園出場こそかなわなかったが「投手としても人間的にも成長できた」と感謝する。ドラフトに向けて「選ばれるからには1位でいきたい。プロでたくさん活躍して、地元富山にもっと野球を広めたい」。富山から世界へ挑むために、運命の日に夢の切符を手にする。【平山連】
◆前田侑大(まえだ・ゆうと) 2009年(平21)1月23日生まれ、富山県高岡市出身。ビッグファイトボーイズ-南星中軟式野球部を経て、高岡第一では1年時からベンチ入り、2年秋からエース。今夏は富山大会4強。目標の選手はソフトバンク前田悠伍。家族は父孝一さん、母ゆかりさん、姉、兄、妹。好きな食べ物はゆかりさん特製のミートソースパスタ。173センチ、72キロ。左投げ左打ち。