【広島】1位指名は亜大・山里宝内野手が最有力に 小園海斗や矢野雅哉の抜けた遊撃の即戦力
4年連続で1位指名を公表してきた広島が、今年はドラフト前日も公表しなかった。田村スカウト部長は「まだはっきりこの選手というのは決まっていない。もう一度明日集まって、決定しようという形になります」と話した。1位指名を公表した球団はひとつもない。他球団の動きを見ながら最終決断を下すことになるが、最有力には亜大の山里宝内野手(4年=神戸国際大付)が挙がっている。
3年連続Bクラスに終わり、補強ポイントは投手や捕手、二遊間と多い。会議に参加した新井監督は「球団にも、スカウトのみなさんにもお伝えしているので、そこをくんでいただいています」と現場の意向も考慮された。最大の補強ポイントは、遊撃手にある。今年は小園のほか、本職が二塁の勝田が守ってきた。さらに遊撃レギュラーだった小園と24年ゴールデングラブ賞受賞の矢野を自由契約とし、質量ともに不足する。
山里は174センチと小柄ながら大学通算10本塁打を記録するなど、長打力も併せ持つ。主将としてリーダーシップを発揮し、今秋は22年春以来のリーグ優勝に導いた。即戦力として評価されている。
ドラフト当日に最終決定される。新井監督にとっては、4年連続で抽選となる可能性もあるが「くじは得意なので、なんでも来いという形です」とニンマリ。ただ、狙うは一本釣りだ。「いいご縁をいただけるように願っています」。広島との赤い糸を信じている。【前原淳】
◆山里宝(やまざと・たから) 2004年(平16)10月23日生まれ、兵庫県高砂市出身。伊保小1年、伊保中部野球部で野球を始め、松陽中では軟式野球部に所属。神戸国際大付では2年春、夏と甲子園に出場。春は16強、夏は8強入り。今夏は大学日本代表入りし正遊撃手として活躍。50メートル走6秒3。遠投115メートル。趣味は料理。大事にしている言葉は「無事是名馬」。174センチ、78キロ。右投げ右打ち。