【写真】セガサミー・樫村佳歩

<指名を待つ男たち・番外編>

運命のドラフト当日。今回のアマチュア野球特集では、「指名を待つ男たち」で紹介しきれなかった選手たちを「番外編」と題して紹介する。

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最後のドラフト戦士へ。2026年シーズン限りで廃部が決まっているセガサミーの樫村佳歩投手(23=立正大)は「最後のプロ野球選手になって恩返ししたい」と決意を示す。

身長166センチと小柄ながら、最速150キロ超の直球を武器とする右腕。「リリースが低いところから浮き上がるように投げられるのが武器」と、体格差を感じさせない投球で勝負する。今夏の都市対抗では、JR東日本の補強選手としてHonda鈴鹿戦に登板。3回無失点で勝利投手となり、存在感を示した。立正大時代には東都2部リーグのMVPを獲得し、1部昇格に貢献。それでも「当時の実力ではプロの世界で通用しない」と、社会人野球の道を選んだ。

今春入社したばかりの新卒右腕。これからの野球人生に胸を躍らせていた矢先、チームの活動終了が発表された。「最初はとても驚きました」。突然の知らせに戸惑い「この先どうなるのか」と不安も募った。

前を向くきっかけとなったのが、プロへの挑戦権だった。通常、大卒社会人選手がドラフト指名を受けるには、原則として入社2年目以降まで待つ必要がある。しかし、活動終了が決まったチームへの救済措置として、樫村らは2年間の待機期間を経ずに指名される可能性が浮上した。「今年狙えるチャンスがあるならチャレンジしてみようと、気持ちが固まった」と樫村。突然の環境の変化が、夢への挑戦のきっかけとなった。セガサミーの名を背負い、指名の瞬間を心待ちにする。【田島優大】

◆樫村佳歩(かしむら・けいと) 2003年(平15)5月24日生まれ、茨城県出身。6歳から野球を始め、高校は水城に進学。立正大では東都2部のMVPに輝くなど1部昇格に貢献した。最速150キロ超の伸びのある直球と鋭く落ちる変化球を操る。今季限りで活動終了のセガサミーでの経験を糧に羽ばたく。166センチ、71キロ。右投げ右打ち。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【ドラフト】セガサミー樫村佳歩「最後のプロ野球選手になって恩返し」指名の瞬間心待ち 」