【高校野球】仙台育英4年ぶり優勝「みんなが託してくれた」日高龍之介1年ぶり公式戦で勝利導く
<高校野球秋季東北大会:仙台育英8-3青森山田>◇19日◇決勝◇石巻市民球場
仙台育英(宮城)が青森山田を下し、4年ぶり13度目の優勝を飾った。約1年ぶりに公式戦登板した左腕・日高龍之介投手(2年)が力投で勝利に導いた。
初回の立ち上がりは緊張が勝り先頭に四球も、その後は犠打を阻止し2者連続三振で抑えた。2回以降は「自分の本来の持ち味がでてきた」。この日手応えを感じたスライダーを軸に変化球を生かしながら5回まで三塁を踏ませない快投。6回に3失点を許し「初球から振ってくる打者に対して、甘めのボールを投げてしまったので、改めて低めのボールを意識しました」。修正を図り、リードを保ったまま7回途中に2番手・加藤稜翔投手(2年)にマウンドを託した。
今年4月からの左ひじのコンディション不良で、投球を再開できたのは夏の甲子園前。公式戦での登板は昨秋の東北大会の準々決勝の聖光学院戦以来だった。行きのバスの中で先発を告げられた日高は「あとはやるしかない、自分がやってやるぞ」と自らを奮いたたせた。7回2/3、4安打8奪三振3失点で神宮切符を引き寄せ「チームのみんなが託してくれた決勝の先発だったので、それに応えることができてよかったです」と安堵(あんど)した。
大一番に抜擢(ばってき)した須江航監督(43)は「青森山田さんとの相性と私たちの左腕の台頭の課題というところで『日高でいくしかないな』と。5回もってくれたら花丸。3回もってくれたら二重丸だった。ブランクがありながらも、期待以上の投球をしてくれたことが勝因です」とたたえた。
復活を遂げた背番号18は「もう1回チーム内競争を勝ち抜いて、神宮でもいいピッチングができるように取り組んでいきたいと思います」とさらなる成長を誓った。【高橋香奈】