【写真】作新学院対樹徳 5回裏樹徳2死三塁、マウンドに集まる作新学院ナイン(撮影・小島史椰)

<高校野球秋季関東大会:樹徳3-2作新学院>◇18日◇1回戦◇上毛新聞敷島

作新学院(栃木1位)が、樹徳(群馬2位)に逆転負けし、センバツ出場が絶望的となった。

「自分たちは、技術どうこうでなく、1つの塊になってぶつかっていくのが強みです」。敗戦にも、主将の鈴木絢也内野手(2年)が胸を張った。

チームは監督不在のピンチを乗り越え関東大会までたどり着いた。8月に監督の小針崇宏氏(43)が、部員25人に約1時間にわたり正座をさせた体罰および報告義務違反で6カ月の謹慎処分を受け、秋季栃木大会から岩嶋敬一部長(63)が監督代行として登録された。「動揺がないかというと、それはゼロではないと思うんです」と岩嶋監督代行。この状況をどう乗り越えるか。岩嶋監督代行と、鈴木が話し合い、最善の方法を探った。「鈴木はもともと野球カンの鋭い選手。選手のことをよく知っている。それを信用したかった」。岩嶋監督代行が後ろから指示をおくり、主将の鈴木絢也内野手(2年)がサインを出した。

「県大会よりも打っていこう」と、積極的に攻撃した。9安打で2得点。最終回は2死満塁の好機をつくったが、あと1歩及ばなかった。「サインを出す難しさより、みんなが一番やりやすいようにサインを出すことが難しかった」と、振り返りながら「チームを陰から支えることに徹した。みんなに恩返ししたかったんですが…」と、声を詰まらせた。

これで秋の公式戦は終了した。今後のチーム体制は決まっていない。それでも、夏に向けて前を向く。「全ては夏の甲子園に向けてやっていこうと思います」。この負けも、大きな自信にかえ、笑顔の夏にする。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【高校野球】センバツ絶望的の作新学院 前監督の不祥事に岩嶋監督代行「動揺はゼロではない」 」